セミ の商品レビュー
背広に身を包み、他のニンゲンたちと同じように、それどころかニンゲンの倍働いてるのに周りのニンゲン達からは馬鹿にされ迫害を受けているセミ。セミゆえに孤独でもある。 最後は仕返しをするように大きく羽ばたいていく。 最後のセミの絵がリアルすぎて怖かった。 『一見劣っているように見えて...
背広に身を包み、他のニンゲンたちと同じように、それどころかニンゲンの倍働いてるのに周りのニンゲン達からは馬鹿にされ迫害を受けているセミ。セミゆえに孤独でもある。 最後は仕返しをするように大きく羽ばたいていく。 最後のセミの絵がリアルすぎて怖かった。 『一見劣っているように見えても、その人あなたとはまったく別の才能を持っているかもしれない』的な。 余談 ガチャガチャでセミが当たったのはいいけど、精巧すぎて気持ち悪さもある。スーツを着てるのが幸い。
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イラストレーターや映画監督の仕事でも知られているオーストラリアの絵本作家ショーン・タンの傑作絵本。 スーツ姿のセミの幼虫が人間界で働く苦悩が描かれていく。そのセミを働かせるのに労働法は守られていない。人間からは暴力によって使役させられ、踏みつけにされている。そして給与はロクに与...
イラストレーターや映画監督の仕事でも知られているオーストラリアの絵本作家ショーン・タンの傑作絵本。 スーツ姿のセミの幼虫が人間界で働く苦悩が描かれていく。そのセミを働かせるのに労働法は守られていない。人間からは暴力によって使役させられ、踏みつけにされている。そして給与はロクに与えられてないのか会社にある僅かなスペースにロッカーを置いて部屋としている。 そんなセミの幼虫はついに人間界に飛び立つときが来て、というお話。 本書は日本が舞台なわけではないのだが、まったく嬉しくも誇らしくもないことに日本の労働環境にインスパイアされた作品らしい。 セミが何を象徴としているのかは様々ある。特に言われているのは外国人労働者である。 日本では多くの外国人労働者によって社会が成り立っている。 外国人労働者なしには労働力が足りず経営が成り立たない会社もあることだろう。 そんな社会状況にも関わらず、外国人を騙すようにして呼び込み、本来とは違う仕事に従事させる。賃金は正当に支払われず、労働法を無視で働かしている。 そんな会社は今や僅かだと思いたいが、今だに外国人労働者には子供を産ませないだとか、暴力を振るうような職場のため逃げたというニュースが報道されているのが実情である。 セミは長い幼虫期間を過ごしたあとに羽を広げ羽ばたいて行く。 そのときに困るのは誰なのか、セミと共存しない社会に未来はないことをこの絵本は教えてくれる。 子供だけではなくて大人こそが読んで考えるべき一冊。
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なんなの、これ、がこの本を開いた第一印象。絵本といえばカラフルで愉快なひと、動植物や空想の生き物がでてくるけど、それがない。人間のダメさをついてくる。
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セミは新しい世界に飛んでいくことを知っているから通過点としての過酷な現世を耐えられるのでしょうか 来世を知らない人間たちは罵り合い相手を叩きつぶすことにしか生きがいを見いだせないのでしょうか
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初ショーン·タンかも。 なんとも言えない気分。怖すぎる。 これは何かの暗示なのか。 そして、彼らはツクツクボウシなのかしら。
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かんたんなおはなし。 けど、簡単じゃないね、せみ。 トゥクトゥクトゥク。 メタファーとして読むなら、移民の話なのだろうけれど。 あまりに切ない。
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初めて読んだ時、うるっときました。 人間の汚さや醜さを感じ、心が痛かったです。 セミが脱皮して羽ばたくところが奇妙で、というか全体的に奇妙な雰囲気なのですが、最後のシーンはさらに奇妙でやられました。 沢山の解釈やレビューを見て、この絵本が意図することを知っていきたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
職場で人間に虐げられながら働くセミの哀愁がえがかれている。疲れて絶望して屋上で身を投げるのかと思いきや森に飛び立っていくセミ。せつなくなるが最後にあるべき場所に行きついたのだろうか。
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大人向けの風刺的な絵本、という位置づけになるのかな? 絵柄がシュールで17年もの間のセミの会社員生活が描かれています。 調べてみると、どうやら17年周期でセミが発錆するというアメリカの説があるようで(そういう種類のセミがいるのでしょうか)、途中の幼虫の期間と会社員生活がリンクして...
大人向けの風刺的な絵本、という位置づけになるのかな? 絵柄がシュールで17年もの間のセミの会社員生活が描かれています。 調べてみると、どうやら17年周期でセミが発錆するというアメリカの説があるようで(そういう種類のセミがいるのでしょうか)、途中の幼虫の期間と会社員生活がリンクしているようです。 違うものを排除しようとする人間、じっと耐えて働くセミ。 17年後、一斉に飛び立ったあとは、、、人間に音の逆襲をしたのか? いろんな解釈ができそうな絵本でした。
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