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セミ の商品レビュー

3.9

72件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

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2024/08/10

かんたんなおはなし。 けど、簡単じゃないね、せみ。 トゥクトゥクトゥク。 メタファーとして読むなら、移民の話なのだろうけれど。 あまりに切ない。

Posted byブクログ

2024/08/09

初めて読んだ時、うるっときました。 人間の汚さや醜さを感じ、心が痛かったです。 セミが脱皮して羽ばたくところが奇妙で、というか全体的に奇妙な雰囲気なのですが、最後のシーンはさらに奇妙でやられました。 沢山の解釈やレビューを見て、この絵本が意図することを知っていきたいです。

Posted byブクログ

2024/06/08
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ニンゲンに差別されながら働くセミの話。ダウナーな世界観からのラスト、「わらいが とまらない」は皮肉が効いていて良い。

Posted byブクログ

2024/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

職場で人間に虐げられながら働くセミの哀愁がえがかれている。疲れて絶望して屋上で身を投げるのかと思いきや森に飛び立っていくセミ。せつなくなるが最後にあるべき場所に行きついたのだろうか。

Posted byブクログ

2024/05/11

大人向けの風刺的な絵本、という位置づけになるのかな? 絵柄がシュールで17年もの間のセミの会社員生活が描かれています。 調べてみると、どうやら17年周期でセミが発錆するというアメリカの説があるようで(そういう種類のセミがいるのでしょうか)、途中の幼虫の期間と会社員生活がリンクして...

大人向けの風刺的な絵本、という位置づけになるのかな? 絵柄がシュールで17年もの間のセミの会社員生活が描かれています。 調べてみると、どうやら17年周期でセミが発錆するというアメリカの説があるようで(そういう種類のセミがいるのでしょうか)、途中の幼虫の期間と会社員生活がリンクしているようです。 違うものを排除しようとする人間、じっと耐えて働くセミ。 17年後、一斉に飛び立ったあとは、、、人間に音の逆襲をしたのか? いろんな解釈ができそうな絵本でした。

Posted byブクログ

2023/12/29
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やっと見つけだぞ~ショーン・タン、いや、セミさん♪ 探すのに時間がかかった分、ちょっと期待値上がってたヽ( ̄  ̄*)チョイマチ セミおはなしする。よいおはなし。 よいおはなし??? セミが人間と一緒に会社で働いている。誰からも認めらず昇進もせず、それでも17年間コツコツと……。 静かで過激な問題作。 人間なんて大したことない。 誰もがたぶん気づいているこの事実を、物語で描くのは、本当に大変なことです。 それをこれだけの枚数でやってのけるとは、いつもながら恐れ入ります。 (道尾秀介氏) 内容(「BOOK」データベースより) セミおはなしする。よいおはなし。かんたんなおはなし。ニンゲンにもわかるおはなし。トゥクトゥクトゥク! 著者について ショーン・タン 1974年オーストラリア生まれ。アストリッド・リンドグレーン賞、ケイト・グリーナウェイ賞ほか、映画『ロスト・シング』でアカデミー賞も受賞、作品は世界中で翻訳出版されている。 代表作『アライバル』『ロスト・シング』『遠い町から来た話』など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) タン,ショーン 1974年オーストラリア生まれ。幼い頃から絵を描くことが得意で、学生時代にはSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学(University of Western Australia)では美術と英文学を修める。これまでに発表したいずれの作品も卓越した内容と表現で評価が高く、オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。作品は世界中で翻訳出版されている。現代を代表する新進気鋭のイラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプトアーティストとして活動の場を拡げている。9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞も受賞。現在、メルボルン在住 岸本/佐知子 翻訳家。訳書のほか、著書に『ねにもつタイプ』(講談社エツセイ賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2023/12/26

セミが人間と一緒に会社で働いている。誰からも認めらず昇進もせず、それでも17年間コツコツと。そして最後に。 人間社会や人間の心の闇。飛んだセミが人間に対して「わらいがとまらない」のは哀れみか、滑稽さか。理不尽なことやおかしなことはたくさんある。そんなことだらけだ。でもそんな場には...

セミが人間と一緒に会社で働いている。誰からも認めらず昇進もせず、それでも17年間コツコツと。そして最後に。 人間社会や人間の心の闇。飛んだセミが人間に対して「わらいがとまらない」のは哀れみか、滑稽さか。理不尽なことやおかしなことはたくさんある。そんなことだらけだ。でもそんな場にはいなくていい。真剣に向き合わなくていい。さっさと手を引けばいい。基本、人間なんてたいしたことない。その感覚を持っていられるか。

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2023/10/26

裏表紙が怖い。 人種差別について考えさせられた。 ここではセミだが、人間の間で実際にあったことだし、今でもあるかもしれない。ここまでひどくなくても、自分自身も差別意識を持っていると思うので戒めとしたいと思った。

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2023/08/06

これはいかん!問題作だ。 セミの話だと思って子どもに読みませんように。 あと、今現在病んでいる方も読まないように。 健康な方でも暗い気持ちに引っ張られてしまいます。

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2023/07/22

17年間、サラリーマンとして働くセミ。異性物として差別されていて哀しい。そして屋上で羽化する。何を言いたいんだろうね。なにかの比喩?そういうの、あんまり好きじゃないんだ。そのまま、雰囲気を受け取りたい。

Posted byブクログ