光のパシスタ の商品レビュー

宮嵜道男(著者)

2021/05/05

本の紹介文によると、サンバカーニバルを舞台にした小説は日本にも世界にも例がなく、すごく珍しい本みたいです！

浅草サンバカーニバルに出場するチームが舞台になっている小説で、私も実際に見に行ったことがあるので、気になって購入致しました。
内容は、憧れのダンサーとの接点を求めて主人公の男子がサンバの世界に入り込み、繰り広げられる求愛の物語になってます。最後のページを閉じた時の印象は、沢山の鮮やかな色の紙のテープが美しく風になびき、絡まった光景を見たようでした。
私自身、ダンスを長く経験しており、練習を積み重ね、本番に臨む緊張感や終わった後の開放感など、重なる部分や共感できる部分が多くありました。
とても面白い小説で、290ページあっという間に読み終わりました！