PROG白書(2015) の商品レビュー

PROG白書プロジェクト(編者),学校法人河合塾,株式会社リアセック

2015/08/20

新しい大学生の評価指標としてPROGがどのように出来上がってきたのが概要を理解できた。ただし、あくまでも「測定」に重きをおいており、この指標をどのように教育改善や支援に活かしていくことの視野を踏まえて設計されていない。また、就業という点に重きをおいており、果たして就業先である企業や社会が現状として「ふさわしい」「参照とすべき」ものであるかは疑問である。PROGと直接評価を掛けあわせて分析したが結局何も見えてこないという現状がある。学修成果の可視化については、PROGで落ち着いてはいけないと強く感じた。