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戦略で読み解く日本合戦史 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/12/11

文字通り、戦略という視点で日本合戦について解説した一冊。 従来の歴史観とはかなり相違があり、その点が難しかったものの、その言説には説得力があった。

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2021/12/29

2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。 2021年12月29日作成

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2021/04/15

元寇のくだりは読んでいてこれぞ新説、と感じたが、最終的にはいくつか一般的には広まっていない情報があったのみで認識を変えなければならないほどではなかった。 書名の通り戦略に焦点をあてた本だが、合戦素人の自分には同じように見える源義経と楠木正成も、著者によるとその戦略眼の点で全く違う...

元寇のくだりは読んでいてこれぞ新説、と感じたが、最終的にはいくつか一般的には広まっていない情報があったのみで認識を変えなければならないほどではなかった。 書名の通り戦略に焦点をあてた本だが、合戦素人の自分には同じように見える源義経と楠木正成も、著者によるとその戦略眼の点で全く違う、とのこと。では戦略眼の違いは何かというと、そこは保元・平治の乱における平氏と源氏の違いでよりわかりやすく際立って説明されていた。 ・要は戦い方のうまいヘタでは勝者になれない、ということ ・そして、再現性の希薄な偶然が多分にある勝利は、それとして評価しなければならないこと ・並行して読んでいた司馬遼太郎の『新史太閤記』を正しいとすると、信長・秀吉は抜群の戦略眼を持っていたということ が、この本によりよくわかった。

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2020/10/18

合戦の歴史と内容を評価した本。合戦に私自身がそれほど詳しくないためか、あまり頭に入ってこなかった。残念…。ただ、勝った合戦が必ずしも作戦的にすぐれていたわけではなく、たまたま勝った作戦なのか、それとも練り上げられた作戦なのかを検証することが大事なのだということは学べた。

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2020/01/04

本題とはあまり関係ないけど、「後白河法皇はサイコパス」という言葉が一番インパクトあった。 源義経って結果的には勝ったけど、その戦略戦術はあんまり評価していなかった。自分には軍事の知識がなくてそれが妥当かどうかの判断がつかなかったので、勉強していきたい。この作者ぐらい軍事の知識があ...

本題とはあまり関係ないけど、「後白河法皇はサイコパス」という言葉が一番インパクトあった。 源義経って結果的には勝ったけど、その戦略戦術はあんまり評価していなかった。自分には軍事の知識がなくてそれが妥当かどうかの判断がつかなかったので、勉強していきたい。この作者ぐらい軍事の知識があれば日本史がもっと面白く読めると思った。

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2019/07/07

愚策でも勝ったら成功策とされる結果論の罠を戒める。兵農分離神話の否定。戦略の芸術としての川中島合戦。信長の偉大さは軍事的な凡才を自覚して相手より大きな兵力を整えるのを待つことができた点。義経愚将説。その他にも兵站や国民軍についての記述。 評価は分かれるかもしれないが名著。ただ急に...

愚策でも勝ったら成功策とされる結果論の罠を戒める。兵農分離神話の否定。戦略の芸術としての川中島合戦。信長の偉大さは軍事的な凡才を自覚して相手より大きな兵力を整えるのを待つことができた点。義経愚将説。その他にも兵站や国民軍についての記述。 評価は分かれるかもしれないが名著。ただ急に近しい人しかわからない私事を混ぜてくるのはなんなのだろう。

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