サマータイムレンダ(6) の商品レビュー

田中靖規(著者)

2023/07/19

ややこしくなってきた。
タイムリープのことを誰が分かっていて、誰が分かっていないのだ？？
脳みそがいまいち追い付いていないままで読んでいるが、これから大丈夫なのだろうか…。

2023/05/02

地下洞窟での決戦がメイン。朱鷺子の正体が明かされる。人間である朱鷺子を利用したハイネに対して怒ったウシオが放った言葉「人間なめんな」。かっこよすぎる。「今、未来から戻ってきました」と南雲先生の前に現れる慎平とウシオ、かっこよすぎる。

2022/11/02

【あらすじ】
影を仕留めた慎平・窓・ウシオの3人。歓びも束の間、また現れた影達は右腕の痛むウシオを執拗に襲ってくる。その狙いとは。そして慎平達の前に現れた窓の妹・朱鷺子から、ある事実が語られる。一方、慎平を心配する澪の前に、しおりが現れ…!?

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感想は最終巻にまとめて記載予定です。

2022/06/05

サブタイトル〈血の夜〉の通り、この巻は表紙も紙面も真っ赤っか(実際はもちろん白黒印刷ですよ)。

ついに慎平達は菱形醫院旧病棟の地下・隠し洞窟の奥に現れた朱鷺子に招かれる形で、ついにハイネと対峙する事になる。
ハイネは「日都ヶ島の神ヒルコノミコト　影たちの母」とされ、「姿はヒルコ様が最初にコピーした人」(ともにp85)とのこと。

基本的にはハイネと四本腕の影との攻防が描かれる巻ながら、ちょいちょい重要っぽい事が語られる。

「免疫」(p41)、「ヒルコ様は海から来た…まさか…影たちは…」(p58)、竜之介の「ズレ」(p68ほか)、そしてハイネ関連もろもろ。
窓・朱鷺子の母に関しても驚愕の事実が明らかに。
「凸村……… よかった…彼は人間や………」(p145)というつぶやきもよく考えたらどういう意味か？
極めつけに「卵」(p178)。

次巻、5回目の7月22日が始まる。

6刷
2022.6.3

2022/11/14

この巻で、またひとつの山場がやって来て、急展開する。慎平たちと、「ハイネ」率いる影たちの戦いである。

影たちの母、ヒルコ様が最初にコピーした人が、「ハイネ」で、菱形医院の父と、その娘、朱鷺子も母を助けるために、彼女に協力していた。ただ、母は既に影ではあるが。ウシオが本物と、ほぼ変わらなく見えるのと同じ言い分を朱鷺子が言うのは、ちょっと怖い。

朱鷺子が協力していたのは、親友の澪のためでもあったのだが、自分の大事な人達だけ助かれば、他の人はどうなってもいいような考え方は、父親の影響があるにしても、ちょっと浅はかなのではないか。

ただ、朱鷺子をかばって、殺された窓に涙する姿を見ると、心はちゃんとあるようだし、どちらにしても、影たちに殺されるなら、その選択もやむを得ないか。

一方、慎平はループさせてもらえず、かなり追い込まれる。ここの展開は、慎平、ウシオ、窓、朱鷺子、ハイネの思いを絡ませて、かなり熱く、面白い。
最後には、南雲先生と凸村によって、毒薬を飲む隙を与えられて、ループに成功し、ウシオと共に５周目に入る。

ただ、気になる点がある。
殺された南雲竜之介がヒルコ(ハイネ)の右目を奪ったとのことだが、それが慎平の右目にあるのは、なぜか？慎平自身の出生に、なにかあるのだろうか？

しかも、その右目は、時間の流れを俯瞰し、いくつもの並行世界を観測し、慎平の観測した世界を「事実」にする神の力がある。慎平が、これを使いこなせれば、もしかしたら、神が相手でも勝機があるかもしれない、のか？

それはともかく、最初の頃に比べて、慎平は精神的に強く、タフになったと思う。ハイネを前にしても、物怖じしないし、死んでもループ出来るとはいえ、死の苦しみを体験するわけだから。それに耐える姿を見れば、ウシオも気合い入るよね。ハイネがウシオを「卵」と呼んだのが気になったが、次の段階に目覚める途中？

2019/12/28

失うってのは、目の前からなくなればいいぐらいの感じなんかね。
また、新たな単語が出てきましたねね「卵」うーん、この辺りがウシオが人間に敵対していないあたりと関係があるのかも。
竜之介の秘密も分かりましたね、それは確かにチート能力。
そして、体と慎平の目ってのはまた別物なのか？？？