獣になれない私たち シナリオブック の商品レビュー

野木亜紀子(著者)

2021/08/01

野木さんといえば、MIU404・逃げ恥・アンナチュラルとかが主に挙げられると思うんだけど、わたしはけもなれが一番好き。
なぜかと言うと、一番身近に感じられて、わたしも晶みたいに周りに気を遣いすぎて言いたいことを言えないから。
だからこの作品を見てると、そういう自分を認めてくれてるみたいで心が軽くなった。
し、野木さんらしい響く言葉も空気感もいっぱいで、たとえば晶の「飲み友達とか女友達とか、そういうのを一つひとつ大事にしていけば、1人じゃないんじゃないかな」みたいなセリフとか、恒星の「性別関係なく、人間同士でいられる関係」みたいなセリフとか。
あと、人って他人が思ってることをつい勝手に想像しちゃうけど、ほぼ全部合ってないんだなって分かるシーンが結構あって、伝えることの大切さが身にしみた。

ということで、けもなれファンはぜひどうぞ。
各話のストーリーが台本みたいに読めます。
あと、野木さんの感想やここだけ話も読めます。