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スガリさんの感想文はいつだって斜め上 の商品レビュー

3.1

24件のお客様レビュー

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2022/05/21

読書感想文が題材、素敵。 が、今時の現実の高校生は感想文なんて書く暇ないくらい皆忙しいですよね(アプリでならともかく、手書きなんて)。ですが、国語の教科書の作品(『こころ』『てぶくろをかいに』など)が出てくるところが良いなと思いました。

Posted byブクログ

2021/01/10

娘が読んでたので、面白そうと思ってわたしも借りた。 想像とは全然違う内容で(いい意味で)、ぶっちゃけると、スガリさんの感想文はそこまで斜め上でもない。笑 いやいや、すんごい面白い感想文やったよ! 「なるほどなあ」ってニヤニヤしながら読んだ。その感想文と、直山先生の日常の謎がリン...

娘が読んでたので、面白そうと思ってわたしも借りた。 想像とは全然違う内容で(いい意味で)、ぶっちゃけると、スガリさんの感想文はそこまで斜め上でもない。笑 いやいや、すんごい面白い感想文やったよ! 「なるほどなあ」ってニヤニヤしながら読んだ。その感想文と、直山先生の日常の謎がリンクしてる構成はめっちゃ面白かった! 分類でいうと、児童書になるのねえ。5分シリーズって、何それ? って思ったらそういうことか~。 いやいや、カドカワ文庫くらいで出てほしい。感想文の内容も作中の出来事も、ほんまによく書き込まれてるよ! 「読書感想部」っていうたら奇想天外かもしれへんけど、いうたら「ビブリオクラブ」じゃないかな、これ。 でも、この本を通して、本を好きに読んで、好きにその感想を言い合うっていう楽しみ方もあるんやで! ていうのを、小中学生に伝えられるなら、いいね。 学校の宿題の読書感想文は「だいたいこういうことを書いておけばいい」みたいなテンプレートがあるやん。 実際、夏休みの宿題用の読書感想文の書き方みたいな本も売られてるんやもんな。 でも実際はそういうのんとちゃうよ。スガリさんみたく、楽しく(?)書けばいい。お前何様やねんってぐらい、偉そうに作者のことを言うてもいいよ。(特大のブーメラン) 読み手が、色々なことを考えるってくらいの引き金を引けたら、本としてはすごい面白いってことなんちゃうんかな。 人気があるからって自分にとって面白い内容かどうかもわからんし、ほんま、本を読むってことにハードルをあげてるのは大人やと思う。 わたしは子どものころから本を読んでるけど勉強はできひんし、こんな風にアホやし、35年ぐらい読書感想文を書いてるけどやっぱりアホやし、文章力もそんなにないし。 でも、本を読むことも、それに対してこうしてなんやかや言うのも、めっちゃ楽しい。ってことを、知ってる。 だから、ええねん。

Posted byブクログ

2021/01/02

斜め上の感想文をかく綴さんと、気弱な家庭科教師の直山先生とのお話。読書感想部、おもしろそう。読書感想文の宿題は好きじゃなかったけど、自分の感想を自由に書いて、それを読んでもらって話すなら楽しいかもしれない。 今回は夏目漱石のこゝろ、新美南吉の手袋を買いに。 斜め上でも、着眼点が違...

斜め上の感想文をかく綴さんと、気弱な家庭科教師の直山先生とのお話。読書感想部、おもしろそう。読書感想文の宿題は好きじゃなかったけど、自分の感想を自由に書いて、それを読んでもらって話すなら楽しいかもしれない。 今回は夏目漱石のこゝろ、新美南吉の手袋を買いに。 斜め上でも、着眼点が違うと興味深い。

Posted byブクログ

2020/11/16

自分で読書レビューを書くのと同じくらい、人の感想を聞くことも好きだ。 米澤穂信の古典部シリーズで奉太郎が過去に書いた読書感想文の話や、三上延のビブリアシリーズで登場人物たちが語る本の魅力には心が惹かれた。 そんな私には、読書感想部というのはとても面白そうだ。 スガリさんが浮世離れ...

自分で読書レビューを書くのと同じくらい、人の感想を聞くことも好きだ。 米澤穂信の古典部シリーズで奉太郎が過去に書いた読書感想文の話や、三上延のビブリアシリーズで登場人物たちが語る本の魅力には心が惹かれた。 そんな私には、読書感想部というのはとても面白そうだ。 スガリさんが浮世離れしたキャラクターでタイトル通りの変わった視点から切り込んだ感想文を書くところもいい。 物語の形としては、スガリさんが読んだ本と彼女が書いた感想文の内容が物語内の出来事と関係していて、それらから得た知見から事件を収めるというものだ。 ただ、せっかく学校の部活動なのだから、校内の活動にもっと焦点を当ててもいいのではないかと思う。 第一巻には二話収録されているが、どちらも校内を出て学校とはほとんど関係のない人間たちを登場人物にしている。 第一話では、読書感想部の顧問(になる予定)の直山先生が学生時代に同じ学校だった三人と飲み屋で再会するところから物語が展開するのだが、彼らは直山先生が転校を繰り返す中で数か月間一緒だっただけで、特別仲が良かったわけでもない。 そのうちの二人がカップルで近々結婚することになっていて結婚式やパーティーに誘われるのだが、普通そんな浅い関係で式に呼ばれたり一緒に酒を飲んだりするだろうか? 私なら気まずすぎて無理だ。 しかも、その三人が長い間三角関係にあることも知っていたりして、それも不自然に思う。 もっと登場させるべき人間が学校内にいないか? とはいえ、この作品はシリーズ化されているので、この辺りは今後部活の様子が描かれることに期待しよう。 なよなよしている直山先生は好きになれそうにないが、スガリさんのキャラクターは気に入っていて、彼女が今後どんな作品でどんな感想を書くのか気になる。

Posted byブクログ

2020/10/10

感想文は面白かったです。  ただ文章がわかりにくく、よくわからない場面が多かったです。 家庭科の先生が食文化を馬鹿にするのはないです。

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2020/09/24

スガリさんのあだ名の由来を聞いて、ちょっと引いてしまった。でもスガリさん、いいなぁ。苦労しているんだけど、それを感じさせずに自分のいいと思ったことを踏襲する感じ。 読書感想文の目の付け所は直山先生でなくてもびっくりするかも。もう一度、作品を読み直してみたいと思った。

Posted byブクログ

2020/06/12

図書館で。 ヒロインは不思議ちゃんという位置づけだろうからそういう風に書かれてるんだろうな~ぐらいで済んだのですが、語り役の教師がどうにも合わない。正直、教頭にちょっと同情してしまうぐらい。趣味の手芸ができるから家庭科教師を目指したとか舐めてるのか?と言いたいところ。それってゲ...

図書館で。 ヒロインは不思議ちゃんという位置づけだろうからそういう風に書かれてるんだろうな~ぐらいで済んだのですが、語り役の教師がどうにも合わない。正直、教頭にちょっと同情してしまうぐらい。趣味の手芸ができるから家庭科教師を目指したとか舐めてるのか?と言いたいところ。それってゲーム会社に勤めたら勤務時間もゲームしていいんですよね?ぐらいの認識のような。社会人としてどうなんだ、それ。 ヒロインの部活立ち上げの件もきちんと報告もしてないみたいだし、ホウレンソウがきちんとできてない。同僚3人も陰でコソコソワルグチ言ってるのもナンダカナー。きちんと発言しろって感じだし。この人たちも突然出てくるから名前と人物がイマイチ頭に入ってこない。 後、虫を食べるのをえらい腐すのも不快。ミルウォームとか食べてるならちょっとどうかと思うけどきちんと食材だし。少し前は生魚もタコもイカも外国人から見たらゲテモノだったわけだし。それをことさら異様に語るのは大分どうかと思う。気になったんですが、ハチノコ、持ち運んで生で食べるかな?捕まえたその場ならアリだろうけど持ち運んだら高確率で死ぬだろうし。 あとは物語にミステリーをリンクさせようとしているからか、縛りが多くて色々と不都合が生じているような。結婚式の前々夜に新郎新婦が音信不通で仲が良かったわけでもない同級生とその前の日に初めて会ったというヤツに時間を割くかなぁ?私なら割かないだろうな… バチュラーパーティなんてしないかもしれないけど、結婚式前夜も同じメンツしか呼ばないとか…もっと他に友人はいないのか?(笑) と、いうわけで自分には合わなかったな、と思いました。

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2020/03/22

スガリさんの感想文の破天荒な感じと推理は面白いと思うんだけど、直山先生が子供っぽいし、頼りないし、他の先生も賢くなさそうで、大人が大人らしくないので読みにくく思ってしまった。続きは面白いのかなぁ、直山先生の恋人も気にはなるし、迷うところ。

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2019/12/07

スガリさんの感想文は多少観点がずれてはいるものの、期待したほどの斜め上感はなく、ちょっと期待が大きすぎたかな。急に時制が飛んでいる箇所があって、読むのにちょっと戸惑った。スガリさんの性格が掴みづらく、いまいち萌えづらい。あと、魅力的な美少女でも、虫を食べるのはちょっと……。ただ、...

スガリさんの感想文は多少観点がずれてはいるものの、期待したほどの斜め上感はなく、ちょっと期待が大きすぎたかな。急に時制が飛んでいる箇所があって、読むのにちょっと戸惑った。スガリさんの性格が掴みづらく、いまいち萌えづらい。あと、魅力的な美少女でも、虫を食べるのはちょっと……。ただ、スガリさんが変わった視点で読んだ『こころ』はもう一度読んでみたくなった。

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2019/08/14

スガリさんの本の感想は斜め上でも、本との向き合い方はまっすぐだ。 読みながら、想像しながら、部屋の配置など本に書いていないことに対しても創造力を膨らませる。重箱の隅を突くような、そんな印象を抱いてしまうが、そうではなく、まっすぐだから気になる。 読書感想文と聞くと、拒否反応を...

スガリさんの本の感想は斜め上でも、本との向き合い方はまっすぐだ。 読みながら、想像しながら、部屋の配置など本に書いていないことに対しても創造力を膨らませる。重箱の隅を突くような、そんな印象を抱いてしまうが、そうではなく、まっすぐだから気になる。 読書感想文と聞くと、拒否反応を示した学生時代の自分と重ねてみると、もっと前にこの本と出会えればよかった、と感じた。それほどにスガリさんの感想文は自由でいて、どんな話か気になってしまうのだ。 読書感想文とは、本来そういうものではないのだろうか。自分の思ったことをありのままに書いて、それを読んだ人が、どんな本だろう?と実際に手にとる。こうして人と人とが繋がっていく。 しかし、ひとたび名文やら名感想文やらが出てくると、いつしか競争になり、必死になる。 必死になると、自分の言葉じゃないから書けなくなる。だから難しく感じてしまう。 ただ、何でも書いていいわけではない。自由に書いていいということは、他の感想にも自由を認めることが大事。 スガリさんのような、自分の書いた感想文を人に読んでもらって、意見をもらえる、という環境は、少しうらやましい。ただ、スガリさんほどうまくないので、まずはとにかく書き続けようかなと思う。

Posted byブクログ