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思い邪なし 京セラ創業者 稲盛和夫 の商品レビュー

4.3

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2023/07/23

p20 薩摩藩の伝統 維新三傑の一人 大久保利通 警察制度をつくった川路利良 日本海軍の父 山本権兵衛 日本海海戦を勝利に導く、東郷平八郎 p188 敬天愛人 西郷隆盛 p396 タイトー  元の社名  極東のユダヤ(猶太)人(ミハイルコーガン)商社という意味 p466 年...

p20 薩摩藩の伝統 維新三傑の一人 大久保利通 警察制度をつくった川路利良 日本海軍の父 山本権兵衛 日本海海戦を勝利に導く、東郷平八郎 p188 敬天愛人 西郷隆盛 p396 タイトー  元の社名  極東のユダヤ(猶太)人(ミハイルコーガン)商社という意味 p466 年長けてまた越ゆべしと思ひきや 命なりけり小夜の中山 西行 新古今和歌集 p512 1984 自分所有の京セラの株と現金約200億円を基金として拠出し、京都賞運営のための財団法人稲盛財団 まだ52歳 p522 島津斉彬 思い邪なし (思無邪)

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2023/02/26

肝に銘ずべき名言・至言が散りばめられた、稲盛さんの一代記。タイトル通り、経営者としての思いに邪なところがないか、大義に向かっているかなど、今の自分にズバズバ刺さる。やり切る姿勢、そのための熟慮と工夫、そして結果を出し続けたことが「経営の神様」と評される要因だと思うが、人として大事...

肝に銘ずべき名言・至言が散りばめられた、稲盛さんの一代記。タイトル通り、経営者としての思いに邪なところがないか、大義に向かっているかなど、今の自分にズバズバ刺さる。やり切る姿勢、そのための熟慮と工夫、そして結果を出し続けたことが「経営の神様」と評される要因だと思うが、人として大事なことを体現していると思う。これは貴重な一冊。

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2021/01/24

思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫著 1.本書 就職、京セラ、KDDIそしてJAL再生。 稲盛さんの全ての足跡が残されています。 ここで見えてくるのは、スキルではありません。 稲盛さんの考え方、生き方です。 2.玩具タイトーの売却 買い手スクエアエニックス当時の和田社長の回想...

思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫著 1.本書 就職、京セラ、KDDIそしてJAL再生。 稲盛さんの全ての足跡が残されています。 ここで見えてくるのは、スキルではありません。 稲盛さんの考え方、生き方です。 2.玩具タイトーの売却 買い手スクエアエニックス当時の和田社長の回想があります。 「京セラとの交渉は金額ではなかった。  タイトーをどう成長させるのか?」 3.JAL最終日 「謙虚にして驕らず。さらに努力を。」 本書の、いえ稲盛さんの全てが凝縮されている言霊です。そのため抜粋しました。 4.最後に 500ページのボリュームです。 全く飽きない、いえ、益々引き込まれていきます。 【渦の中心となれ。】 稲盛さんのメッセージ。 人生折り返し地点のわたしに強烈に刺さりました。 #読書好きな人とつながりたい

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2020/11/08

稲盛和夫氏の主な歩みは、次の通り。 ・昭和 7年 鹿児島市薬やく師し 町において出生。 ・昭和26年 鹿児島県立大学工学部入学。 ・昭和30年 松風工業入社。 ・昭和33年 上司と技術開発の方針で衝突。新会社設立を決意。松風工業を退社。 ・昭和34年 京都セラミック株式会社(宮木...

稲盛和夫氏の主な歩みは、次の通り。 ・昭和 7年 鹿児島市薬やく師し 町において出生。 ・昭和26年 鹿児島県立大学工学部入学。 ・昭和30年 松風工業入社。 ・昭和33年 上司と技術開発の方針で衝突。新会社設立を決意。松風工業を退社。 ・昭和34年 京都セラミック株式会社(宮木男也社長)設立。取締役技術部長に就任。 ・昭和40年 時間当り採算制度、懇親会(コンパ)制度導入。 ・昭和41年 本社機能を滋賀工場へ移転。京セラ社長就任。 ・昭和42年 経営理念制定。「京セラフィロソフィ」第1集発行。 ・昭和58年 盛和塾の前身となる京都盛友塾発足。 ・昭和59年 第二電電企画株式会社を設立し、代表取締役会長に就任。 ・昭和60年 京都経済同友会の代表幹事就任。第二電電株式会社(DDI)に社名変更。第1回京都賞授賞式を国立京都国際会館で開催。 ・平成 9年 京セラと第二電電の取締役名誉会長に就任。臨済宗妙心寺派円福寺にて得度。僧名「大和」。 ・平成15年 社会福祉法人盛和福祉会を設立、理事長に就任。 ・平成16年 米国初の「盛和塾」発足。 ・平成22年 日本航空(JAL)、会社更生法の適用を申請。稲盛、JAL会長に就任。 ・平成24年 JAL、2年7カ月という短期間で株式再上場を果たす。 ・平成30年 京都賞賞金を5000万円から1億円に倍増。

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2020/07/18

評伝として抜群に面白い。稀代の経営者の物語 *感想  稲盛イズムに同意するかは人によるが、間違いなく多くの学びのある本である。稲盛氏の生涯を追うことで、経営、ビジネスの原則、一種の法則を見出せるからだ。 〇読んで面白いと思った点 *経営には原則がある  稲盛氏は業界が全く異な...

評伝として抜群に面白い。稀代の経営者の物語 *感想  稲盛イズムに同意するかは人によるが、間違いなく多くの学びのある本である。稲盛氏の生涯を追うことで、経営、ビジネスの原則、一種の法則を見出せるからだ。 〇読んで面白いと思った点 *経営には原則がある  稲盛氏は業界が全く異なる大企業の経営を行い、どれも飛躍的な成長に導いた。ファインセラミックスを主軸とした「京セラ」、通信業の「第二電電(後のKDDI)」、航空業の「JAL」である。これらから分かるのは、「経営は一つの専門職であり、原則がある」ということだ。業界の知識よりも「顧客目線でビジネスをする」「無駄を減らして利益を追求する」というのはどの企業にも通ずるであろう *「人間としての生き方=会社経営」を掲げることの稀少性  最近は、松下氏や稲盛氏のように、人間性・哲学をそのまま経営ノウハウとして語るような企業家が少なくなってきている気がする。経営学やマーケティングが発達し、「いかに儲けるか」「いかに勝つか」を追求した経営ノウハウが広く蔓延している。今の時代に稲盛氏の哲学を読み返すのは逆に新鮮だった。「人間としての高みを追求することが、良い経営につながる」というのは今でこそ面白い *稲盛氏が抜けたらつぶれた松風工業  稲盛氏は新卒で入社した松風工業の人事、体制に絶望して起業を決めた。新卒で入社したにもかかわらず、魅力的な新製品を開発し、数年がたつ頃には会社の屋台骨のような存在になっていた...。すごい *稲盛氏の人生、前半は失敗続き  京セラ創業後は快進撃を続けるが、それまでは社会的に失敗することが多かった。就職、大学受験と共に希望通りには進まなかった。また、中学を浪人して行った2度目の高校受験にも失敗している

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2019/11/04

あらゆる点で、ノンフィクション・評伝のお手本のような本 500ページ超のボリュームであるが、エピソードの密度が濃く、テンポがよい。 前半生は受験の失敗や就職の失敗など赤裸々に描かれている。 後半生の快進撃はむしろ前半生に表れている。 「信義を重んじ、礼節正しく、仁信を旨とする...

あらゆる点で、ノンフィクション・評伝のお手本のような本 500ページ超のボリュームであるが、エピソードの密度が濃く、テンポがよい。 前半生は受験の失敗や就職の失敗など赤裸々に描かれている。 後半生の快進撃はむしろ前半生に表れている。 「信義を重んじ、礼節正しく、仁信を旨とする。」 三つの戒め 負けるな、嘘をつくな、いじめをするな 薩摩の教育が人生を形作っている。 無理やりとも思える無機化学への学問変更、碍子メーカへの就職、 セラミックの出会い、人生の師の出会いが運を呼ぶ。 まさに「生命の実相」にある引き寄せの法則のように。 「動機善なりや。私心なかりしか」(南洲翁遺訓) 第二電電の創業のときもJALの再建の時もこの理念に立ち返り決断している。 孫正義との出会いも描写されているが京セラフィロソリーを元にしたとすると松下幸之助のように評価していないのはむべなるかなという印象。 哲学をもった経営者が出にくい昨近、まだ現役の経営者が存命でいることに思いを致すには最高の本。

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2019/08/11

その生い立ちから若手社員時代、京セラ創業、DDI創業、そしてJAL再生に至るまで、「新・経営の神様」稲盛和夫氏の半生を記した一冊。 「アメーバ経営」として有名な、小規模チームを事業単位としてリアルタイムでの数値の見える化により独立採算を促す徹底的に合理的な経営管理手法、その一方...

その生い立ちから若手社員時代、京セラ創業、DDI創業、そしてJAL再生に至るまで、「新・経営の神様」稲盛和夫氏の半生を記した一冊。 「アメーバ経営」として有名な、小規模チームを事業単位としてリアルタイムでの数値の見える化により独立採算を促す徹底的に合理的な経営管理手法、その一方でJAL再生においても揺らぐことのなかった「全従業員の物心両面の幸福の追求」という情理の心、これらの根底にある「フィロソフィ」や「利他の精神」、そして「動機善なりや、私心なかりしか」と自らを律する克己心、人として正しいならばどこまでも追求する並外れた探究心、あらゆる権威を否定する反骨心があり、これらに呼応するかのように惹きつけられた多くの人々との出会いや別れ、確執、成功と失敗、修羅場の連続が語られる。 自身によるこれまでの著書からの引用や、本書の取材で初めて見つかった若手時代に父親に宛てた手紙などを通じて「人間・稲盛和夫」がその時何を思いどう行動したのかを追体験できる。また、今もその評価が完全に定まっているとは言い難いJAL再生についてもその内情を含めて詳細に記載されており、何より企業人として「ブレないフィロソフィ」を持つことの大切さ、一方でそれを持ち続けることがどれほど難しいことなのかを痛感する。「新・経営の神様」の集大成であると同時に、読者に人として「働くこと」の意味を今一度本気で考えることを促す一冊。

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