12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと の商品レビュー
モカさんの事は何も知らずに手に取ったけれど、共感した。 死にたい、というより、愛されたいとか満たされていない、というより、消えてしまいたい…。 死んだはずが生きている、その自分。元々の色々。それからの色々。
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モカさん本人が書いておらず、記者が書いている。記者の冗長な文書が時々ありこれはいらないなと思う文章はあった。 当時の日記やマンガにかなりのリアルさがある。漫画は陰を描いている部分がリアルすぎる。 発想が良く面白い考えを持つ人がいるんだなというのを強く感じた。 この本の好みが分...
モカさん本人が書いておらず、記者が書いている。記者の冗長な文書が時々ありこれはいらないなと思う文章はあった。 当時の日記やマンガにかなりのリアルさがある。漫画は陰を描いている部分がリアルすぎる。 発想が良く面白い考えを持つ人がいるんだなというのを強く感じた。 この本の好みが分かれる理由は記者の文章の好みや関係者へのインタビュー形式だろう。 ただし、この記者の余暇活動の中で生まれた本書がなければモカさんを知ることはなかった。もともとモカさんのファンからみたら、もっとモカさん自身が書いた文章に触れたかっただろうと思う。ただ、わたしのようにLGBTにも性にも新宿2丁目にも特に関心がないわたしが知れたのは良かった。 最後の方は相談者へ話していることや相談事例と回答例が書かれている。この内容はいいことを書いてはいるが、モカさんに特化した話ではないなと感じる。
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記者のエッセーと主要人物(モカ)の漫画が両方入っています。モカの今までの人生と現在の活動が描かれています。書かれている文章はちょっと硬いですが、内容は興味深いです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すらすら読んだ。内容は個人的には面白かった。 確かにライターの高野さんが中立性に欠けるので、痛そうな描写があるものの、自殺企図を美化しているように読めないか懸念もわく。 無償で死にたい人の相談に乗り続けるのは通常困難だと思うが、多くの人は「モカさんだから」という理由で相談する=ラポールができやすいのだと思うので、民間団体の相談事業とは違って、明確な助言や一回の相談でポジティブに向かわせる方法でもうまくいきやすいのかなと思った。 あと会話の中で「自殺を体験させる」ような手法は経験者にしかできないので、これには驚いた。一見危険に思えるが、相談者にはカタルシスになるのだろうか。ライターさんの批判的な考察も読みたい。 あとがきの、「取材者がまともだから重たいテーマを扱える」という話には共感できた。
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[図書館] 読了:2020/8/17 「ストレスフリー大全」で、「一度自殺して生還したモカさんの言葉なら届くかも」と書いてあったけど、最初の数章はモカさんを神格化、聖女化するばかりでいまいち響かず。ライターの人が心酔しすぎなんだろうな。 モカさんの「相談者に寄り添う言葉」という...
[図書館] 読了:2020/8/17 「ストレスフリー大全」で、「一度自殺して生還したモカさんの言葉なら届くかも」と書いてあったけど、最初の数章はモカさんを神格化、聖女化するばかりでいまいち響かず。ライターの人が心酔しすぎなんだろうな。 モカさんの「相談者に寄り添う言葉」というのも、橘みつさんの本の言葉に比べると、表面的だなぁって思ってしまった。 p. 344「今だからやっと言えるけど、自殺したこと周りの人に謝っちゃダメだと思う。誰も死にたくて死ぬんじゃない、辛いからどうしようもなくて狂気になっているだけだから。もし、謝ったら強い者が正しい世界を認めることになる。それは、どうしようもなく自殺した人を追い詰める世界になるんだ。」 ここだけが響いた。
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「死にたくなった」人の特効薬になる本を探して購入。 さすがに、自殺を経験した当人が語る言葉には重みが感じられた。 著者はどうやら、生きるのに一生懸命過ぎて心を壊してしまったようだ。 書中の参考になった箇所を抜粋してまとめた。 ・マズローの欲求5段階説:欲求には優先度がある...
「死にたくなった」人の特効薬になる本を探して購入。 さすがに、自殺を経験した当人が語る言葉には重みが感じられた。 著者はどうやら、生きるのに一生懸命過ぎて心を壊してしまったようだ。 書中の参考になった箇所を抜粋してまとめた。 ・マズローの欲求5段階説:欲求には優先度がある。生理的欲求>安全欲求>社会的欲求>尊厳欲求>自己実現欲求 これは、精神科医樺沢紫苑が『ストレスフリー超大全』で取り上げている。 ・「貢献」を生きる核にする。 人のつながりはオキシトシン幸福を提供してくれる。アドラー心理学でいう、共同体感覚であり、キリスト教の隣人愛でもある。人に貢献することが、人生を喜びの多いものにしてくれることは間違いないと思った。 ・年収600万ぐらいを超えたあたりから、幸福感が増すわけでもなかった。 経済的な豊かさと幸福度は相関しないというのは、ユヴァル・ノア・ハラリの書でも書かれていることであり、納得である。 ・人生は「暇つぶし」の連続 「生きる意味がない」と思ったら、やりたいことリストを作り、一個ずつ潰していく。 ・「悩みの方程式」 悩みの根源となる原因は大きく3段階に分かれるというものであり下に記す。 「絶望」…生きる目的を失い、絶望的な状況に追い込まれた段階。 「不安」…絶望よりは追い込まれておらず、希望はあるが、それが叶えられるか分からない段階。 「迷い」…自身もあり、希望も夢もあるが、自分のエネルギーの使い方が分からない段階。 なるほど、自分が陥った段階は、絶望と不安の境目だと分かった。その対処法とは、希望を与えることらしい。具体的には、転職、夢を追いかける、自分を苦しませる原因を知り、それを解く、そしてポジティブ思考ということだ。 ・メンタルを強くする14カ条 「悩みの方適式」で自己分析をしたあとに、実践すべきことが14個挙げられている。 どれも参考になった。他のメンタル強化本を読んだ後なので、類似の内容も多く見られたが、特に参考になったのは、第14条「相手の気持ちを考える」だ。職場で理不尽なことを言われたとき、イラッとして終わらせるのではなく、相手の立場、そして気持ちを考えることで相手がそうするに至った状況を理解し、「仕方ない」と考えることである。 最後に、著者は悩み苦しんでいる人を応援する活動をしており、その活動の成功の秘訣は、親身に話を聞く、肯定するということに尽きるのではないだろうか。
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良くも悪くも、モカへの偶像崇拝 記者は読者になにを感じてもらいたかったのか… モカが描くお金にとらわれない“ユートピア計画”には賛成 残念ながらなにも伝わってきませんでした
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年下なのに年上のような安心感が溢れてくる。ダメな自分でも、この人なら受け止めてくれるという存在なのかな。でも一歩間違えば、トラブルに巻き込まれそう危うい存在にも思える。それでも立ち向かう。ただただ尊敬
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タイトルの通り、12階から飛び降りて一度死んだモカさんが、その後、人の相談にのって生きていることを記した本。 モカさんの語る言葉が、とてもフラットで、この人の目に映る世界ってどんなものなのだろうと思ってしまう。 まったくの興味本位でモカさんに会いたくなる。
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生き急いでいるというか、お金があれば幸せになれるはず→性転換すれば→マンガが描ければ…成功しても幸せにはなれない。次は死ねば問題解決できる…というところで実際にやってみたら、やっぱり解決にはならなかったという。そこで人のために生きてみることによって、生き甲斐を感じるようになった、...
生き急いでいるというか、お金があれば幸せになれるはず→性転換すれば→マンガが描ければ…成功しても幸せにはなれない。次は死ねば問題解決できる…というところで実際にやってみたら、やっぱり解決にはならなかったという。そこで人のために生きてみることによって、生き甲斐を感じるようになった、というところに同意した。
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