焼跡の二十面相 の商品レビュー
語り口調でナレーションが入る、まるでNHKの朝ドラのような文面で書かれていた。そのせいか、ドラマを見ているように各シーンが目に浮かぶ。最後はもう誰が敵で誰が味方かわからなくなりそうなほど、逆転に継ぐ逆転で目まぐるしい。小林少年の奮闘も微笑ましく、楽しく読める作品だ。
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本家の雰囲気や文体を漂わせながら、終戦直後の小林少年が事件に巻き込まれてゆく。二十面相は生きているのか?召集された明智先生は帰って来るのか?小林少年が単独でも冴えた謎解きや、行動を見せ格好良い。二十面相シリーズを好きだった中学生~高校生に良い。春画や慰安婦の話題が出てくるので、小...
本家の雰囲気や文体を漂わせながら、終戦直後の小林少年が事件に巻き込まれてゆく。二十面相は生きているのか?召集された明智先生は帰って来るのか?小林少年が単独でも冴えた謎解きや、行動を見せ格好良い。二十面相シリーズを好きだった中学生~高校生に良い。春画や慰安婦の話題が出てくるので、小学校には不向き。
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小林少年らしさや雰囲気はでてる気がして良かったが少し物足りない気もした。だか所々の表現が魅力的なところもあったのでよかった。
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#焼跡の二十面相 #辻真先 江戸川乱歩の名作、少年探偵団シリーズへのオマージュとも言える作品 終戦直後の日本。 主人公は少年探偵団のリーダー小林少年。 小学校以来の乱歩もの。 懐かしさがメインで、ストーリー展開なんかは手が込んでない。 ちょっと物足りなさはあったけど、続編があるみ...
#焼跡の二十面相 #辻真先 江戸川乱歩の名作、少年探偵団シリーズへのオマージュとも言える作品 終戦直後の日本。 主人公は少年探偵団のリーダー小林少年。 小学校以来の乱歩もの。 懐かしさがメインで、ストーリー展開なんかは手が込んでない。 ちょっと物足りなさはあったけど、続編があるみたいなんで、そっちに期待。 #少年探偵団 #怪人二十面相 #明智小五郎 #昭和のダークヒーロー #読書
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
辻真先さん、懐かしい。 昔、迷犬ルパンシリーズを読んでいた。 そのイメージが強くって、今回、見事なまでの少年探偵団のイメージの復活に拍手、拍手。 こういうの、本当に嬉しくなる。 明智探偵が不在で、留守を守る小林少年というのもいい。 敵はおなじみ怪人二十面相! お宝をめぐっての丁々発止の闘い。 ま、そのお宝に、ちょーっと脱力はしたけどw 最後まで、わくわくしながらページをめくっていた。 最後に、あの名前が出たのも最高!
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少年探偵団シリーズのパスティーシュ作品。最近この手の作品が多いが、小学生の頃にのめり込んでいた世代としては懐かしい限り。 タイトル通り終戦直後を舞台に、戦地から戻ってこない明智探偵を待ちながら活躍する小林少年探偵と二十面相との戦い(というか共闘と言った方が良いかも)を描く。 ...
少年探偵団シリーズのパスティーシュ作品。最近この手の作品が多いが、小学生の頃にのめり込んでいた世代としては懐かしい限り。 タイトル通り終戦直後を舞台に、戦地から戻ってこない明智探偵を待ちながら活躍する小林少年探偵と二十面相との戦い(というか共闘と言った方が良いかも)を描く。 いきなりの捕物あり、不可思議な殺人あり、宝探しあり、もちろん二十面相お得意の変装もありと、少年探偵団シリーズの要素がふんだんに盛り込まれている。 最後には「黄金仮面」の壮大なオチまで用意されていて、辻さんの遊び心に感心した。 しかし全体的にはあの乱歩先生の、少年ものでありながら何とも言えない怪しく泥臭い感じは薄く、むしろスタイリッシュで大人っぽい。 そういった意味では少年モノというよりは大人向けかも知れない。
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「少年探偵団」愛に溢れた良いパスティーシュ作品です。特に、敗戦(第二次世界大戦)直後の日本の描写と、そこで逞しく生活している小林少年の描写が素晴らしい。実際に子供時代をそこで過ごした辻先生でないと書けない「その当時」の思春期の少年の心理描写だよなぁと感心することしきり。鉄道ファン...
「少年探偵団」愛に溢れた良いパスティーシュ作品です。特に、敗戦(第二次世界大戦)直後の日本の描写と、そこで逞しく生活している小林少年の描写が素晴らしい。実際に子供時代をそこで過ごした辻先生でないと書けない「その当時」の思春期の少年の心理描写だよなぁと感心することしきり。鉄道ファンらしいサービスや、原作ネタの散りばめっぷりも見事で良い物を読ませて貰いました。
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終戦直後を舞台に描いた、二十面相のオマージュ作品。明智小五郎の出番は少ないものの、小林少年の活躍がたっぷり。二十面相も変わらず健在。冒険ありトリックあり、どきどきわくわくする読み心地で楽しめます。 後半の展開については、少年探偵団を読んでいた人たちにはきっと見当がついちゃうんです...
終戦直後を舞台に描いた、二十面相のオマージュ作品。明智小五郎の出番は少ないものの、小林少年の活躍がたっぷり。二十面相も変わらず健在。冒険ありトリックあり、どきどきわくわくする読み心地で楽しめます。 後半の展開については、少年探偵団を読んでいた人たちにはきっと見当がついちゃうんですよね。でもそれも織り込み済み、という気がして。とにかく愉快。とにかく爽快。そしてラストであんな人も出てきたりして! どえらいユーモアが交えられていたのにも笑いました。遊び心いっぱいです。あの「お宝」も辻真先さんならではの発想では。個人的にはあまり興味がないけれど、それでもあんなもん出てきたら度肝を抜かれるなあ。
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辻先生による乱歩の「少年探偵団」シリーズのパスティーシュ。 文体こそジュブナイル仕様になっているが、内容はトリッキーな連続殺人から始まり敵と味方が騙し騙される冒険活劇で、完全に成人向け。春画なんかも出てくるし(^O^)。 それでも決して荒唐無稽な作品ではなく、読者への呼びかけや暗...
辻先生による乱歩の「少年探偵団」シリーズのパスティーシュ。 文体こそジュブナイル仕様になっているが、内容はトリッキーな連続殺人から始まり敵と味方が騙し騙される冒険活劇で、完全に成人向け。春画なんかも出てくるし(^O^)。 それでも決して荒唐無稽な作品ではなく、読者への呼びかけや暗号解読など、原作ファンなら懐かしさに浸れる一冊になっている。何より、敗戦直後の貧しくて多方面で不自由な日本を克明に描写しているのは、他の作家が書いた「少年探偵団」のパスティーシュには見られない事で、その切り口が斬新で面白かった。
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1945年8月15日、日本敗戦。明智小五郎は応召して不在。「二十面相ふたたび現る」の報に、小林少年がひとり、立ちあがる! 昭和を代表するダーク・ヒーローが、巨匠の筆に乗り、平成の終わりを駆ける。痛快無類の冒険探偵小説!
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