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ミゲル・ストリート の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/02/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

カリブ海のトリニダード・トバゴ出身のノーベル賞作家の作品。1日で読了。 マンゴー通りときどきさよならを思い出しました。 スラムにすむ人々のいろいろ。ローラのところでなんで娘がじぶんとおんなじになってローラは嘆いたのか?抑圧されてた? 男女差別や暴力。よく殴られてる。遍歴やらでてきてガルシアマルケス?を意識してる?とかどっちがさきか調べていないけど。思ったりしました。 2005年に刊行のハードカバーのあと2019年刊行の文庫を読んでみました。文庫は用語の説明が書き加えられていてより読みやすく工夫されています。子供の視点から貧困やら男がはたらかないやら暴力を振るわれるやら重いテーマを。父の死後母に引き取られた主人公だったけどこの国はそういう風習?なのかな?なんてわからないとこでした。

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2022/08/01

島国にあるポートオブスペインという町の少年から見た世界。近所のおじさんやおにいさんやおねえさんの観察日記的な物語。 みんな開放的で明るいけど、どこか狂っていて物悲しい。 誰かを殴ってるか、泣いてるか、夢を見てるか。 舞台が日本だと沈鬱な物語になるだろう話ばかりですが、カラッとし...

島国にあるポートオブスペインという町の少年から見た世界。近所のおじさんやおにいさんやおねえさんの観察日記的な物語。 みんな開放的で明るいけど、どこか狂っていて物悲しい。 誰かを殴ってるか、泣いてるか、夢を見てるか。 舞台が日本だと沈鬱な物語になるだろう話ばかりですが、カラッとしていてどこかノスタルジックな小説でした。

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2019/12/29

原書名:MIGUEL STREET 著者:V・S・ナイポール(Naipaul, Vidiadhar Surajprasad, 1932-2018、トリニダード・トバゴ、小説家) 訳者:小沢自然(1971-、英文学)、小野正嗣(1970-、佐伯市、小説家)

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2019/09/16

トリニダード・トバゴの首都ポートオブスベインにある通りの住民の話。いわゆる「はみ出し者」が住民の口に挙がり、結果「そこの住民」となる。退屈な子供らは今起こっている何かを捜して大人を観察する。時々できる子が出現する。かつて侵略されていたイギリスの教育を受けるチャンスが巡ってくる。苦...

トリニダード・トバゴの首都ポートオブスベインにある通りの住民の話。いわゆる「はみ出し者」が住民の口に挙がり、結果「そこの住民」となる。退屈な子供らは今起こっている何かを捜して大人を観察する。時々できる子が出現する。かつて侵略されていたイギリスの教育を受けるチャンスが巡ってくる。苦笑い。それはいいことかもしんねえが、イギリス化すんのはどうかね?子供の時代はその時だけだし、大人にも言えるけど、何かそういう単純で大事なことって、いとも簡単に忘れてしまいがち。やっぱじいちゃんばあちゃんは生きる歴史なんだよね。

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2019/08/19

絶対にそんなことないのに物語全体にコミカルな雰囲気があって、起こっていることは凄惨なのに現実感なく軽く読めた。面白かった。

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