音楽化社会の現在 の商品レビュー
2019年刊。 例えばCDが売れなくなり音楽を積極的に聴く人が減ったのか? というような点を、実際の統計データにより綿密に分析し、考察してゆくという、非常にまっとうな社会学的な本。 なるほどそうなのか、と感心させられる点が多く、興味深かった。 ただし、あとがきに「出版まで...
2019年刊。 例えばCDが売れなくなり音楽を積極的に聴く人が減ったのか? というような点を、実際の統計データにより綿密に分析し、考察してゆくという、非常にまっとうな社会学的な本。 なるほどそうなのか、と感心させられる点が多く、興味深かった。 ただし、あとがきに「出版までに長い年月がかかってしまった」と書いてあるように、分析対象となる統計データの最新のものは「2012年」のものであり、出版当時から見ると「少し前のデータと状況」であった。本書を読んだ今から見ればもはや10年以上前のデータなのである。 ときの統計データを活用した本というものは、このようにただちに古びてしまうという弱点を背負わざるを得ないのだろう。 2012年からの国内の音楽リスニング状況がどのくらい変わったのか、自分で調べるのはなかなか大変そうだ。
Posted by
アンケート調査を中心にしたわりと堅い調査で、この種のものはあんまりないのでえらい。あとでちゃんと読もう。
Posted by
- 1