女について の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
母の愛を受けずに育ったショーペンハウエルの思想がありのままに描かれている本。 現代でこんなものを書けばもはや禁書だろうが、当時の考え方としては受け入れられていたのだろう。 「女性は第二の人間」と言い切るほどの、男上女下(あえて男尊女卑と書かないのは、彼は女性を卑しむどころか、むしろ崇拝の対象としているからである)思想が見受けられる。 女性の解放が進む現代において、旧時代的なこの思想を生かす方法は以下の2つではないかと考える。 1にこうした思想からの脱却こそが男女平等社会を作るやもしれない 2に彼は「男性から見た女性」を極端に描いている。この作品を通し、男性は自己の女性への認識と向き合うことができる
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