地図で見る アフリカハンドブック の商品レビュー
パリ第一パンテオン・ソルボンヌ大学地理学教授ジェロー・マグランの著。他に2名の地理学者。 表紙の地図が国連によるアフリカ地理区分。この区分すら初めて知る。北、西、中部、東、南。確かにそうだ。あと紛争中の領土として西サハラ(モロッコの南)、ソマリランド・プントランド(エチオピアの...
パリ第一パンテオン・ソルボンヌ大学地理学教授ジェロー・マグランの著。他に2名の地理学者。 表紙の地図が国連によるアフリカ地理区分。この区分すら初めて知る。北、西、中部、東、南。確かにそうだ。あと紛争中の領土として西サハラ(モロッコの南)、ソマリランド・プントランド(エチオピアの東) ぱらぱらと見て目に残った図 ・人口 1900年は1億人でおもに農村人口、2000年は10億人で3分の1が都市に住む。2050年には25億人になり、大半が都市に住むと予想されている。 ・国単位の人口密度 2015年 一番高いのがナイジェリア。ナイジェリアから西に延びた一体が密度が高い。 ・大人の識字率 2015年 リビア、南アフリカが98%越。地中海沿岸の北部と南アフリカの北のボツワナ、ジンバブエが90%越えと続く。 ・平均寿命 2015年 アルジェリア、モロッコが75-80歳で一番高い。次に隣接の北アフリカ諸国が続く。 ・難民が発生する国 中央部の国が多く発生している。 ・難民が到着する国 これも中央部の国。プラス南アフリカ。 ・森林率 へこみの部分に続く中部・・ガボン、コンゴ、タンザニアが多い。 ・砂漠化に弱い地域 森林率の多い国の北と南の水平な一体が弱い。 ・携帯電話の100人当たりの契約者率の高い国 北部と南部の国が多い。 ・アフリカの富豪 格差の大きい国 南部:南アフリカ、ボツワナ、ナミビア ・もっとも裕福な5人 南アフリカ:ヨハン・ルパート(タバコ産業)、ニッキー・オッペンハイマー(鉱山事業家、デ・ビアス会長) ナミビア:イザベル・ドス・サントス(元アンゴラ大統領の長女) ナイジェリア:アリコ・ダンゴート(セメント会社社長) アルジェリア:イサド・レブラル(セビタル・グループ会長) ・犯罪の中継地 西アフリカ(でっぱり)と南アフリカが麻薬などの取引の中継地になっている。 2019.4.5第1刷 図書館
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読んでいる最中、「こんな名前の国、あったんだ」の連続になるくらい、乏しい知識しか持っていなかった私。少しアフリカが身近になった気がする。 アフリカが抱える問題をダイジェストで紹介してある。
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去年の夏休みは南アにいた。ルームメイトはアンゴラから来た子で、彼女は油田開発のヨーロッパ系企業で働いていた。 彼女から聞いた日々の生活の、いろんな背景がやっとうっすら見えてきた。 経済問題から環境、紛争、犯罪、世界とのつながりについてまで、基礎知識作りに有用な本でした。 20...
去年の夏休みは南アにいた。ルームメイトはアンゴラから来た子で、彼女は油田開発のヨーロッパ系企業で働いていた。 彼女から聞いた日々の生活の、いろんな背景がやっとうっすら見えてきた。 経済問題から環境、紛争、犯罪、世界とのつながりについてまで、基礎知識作りに有用な本でした。 2018年出版の本。それから2年。情勢は変わっているところもあるだろう。良くも、悪くも。 表紙の地図で、どこにある国なのかを見返しながら読む。1ページで何度も何度も地図を見る。というくらい、アフリカの知識がない。
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