霧のむこうのふしぎな町 地下室からのふしぎな旅 天井うらのふしぎな友だち の商品レビュー
柏葉幸子さんの「ふしぎな」シリーズの1.2部作は子どもの頃から大好きでしたが、3部目「天井うらのふしぎな友だち」は読んだことがなくて、やっと読みました。 面白い、ふしぎなことを想像すること、そんな大切なものを忘れなくては大人になれない。時には無理にでも忘れて大人になる。というとこ...
柏葉幸子さんの「ふしぎな」シリーズの1.2部作は子どもの頃から大好きでしたが、3部目「天井うらのふしぎな友だち」は読んだことがなくて、やっと読みました。 面白い、ふしぎなことを想像すること、そんな大切なものを忘れなくては大人になれない。時には無理にでも忘れて大人になる。というところを読んでる時悲しくて、その後の予想もしなかった心温かい終わり方に感動の涙が出ました。
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『霧のむこうのふしぎな町』 リナは自分に自信を持ち、すこし強くなれたんだな・・・と思う。霧の谷のナータやバカメ、シッカ、サンデーたちとの交流を通じて、逃げ出さず、好奇心と相手に踏み込む勇気を得たんだなと。 ピコットばあさんが、生け垣を気に入ったリナを見てこっそり笑うところがいいな...
『霧のむこうのふしぎな町』 リナは自分に自信を持ち、すこし強くなれたんだな・・・と思う。霧の谷のナータやバカメ、シッカ、サンデーたちとの交流を通じて、逃げ出さず、好奇心と相手に踏み込む勇気を得たんだなと。 ピコットばあさんが、生け垣を気に入ったリナを見てこっそり笑うところがいいな。 『地下室からのふしぎな旅』 大人と子どものコンビで冒険するというのが面白い。子どもっぽいところのあるチィおばさんと、ちょっとぼんやりしたところのあるアカネ。 びっくりすることばかりの"となりの異世界"を旅する中で、アカネは否応なく判断を迫られ行動を迫られて、しっかりと輪郭を得ていく。 常にケンカ腰のチィおばさんとヒポクラテスという大人二人を横目に、弟子のピポと冷静にやり取りするところなど、しみじみじーんとするなぁ。 あと、雨だの砂だの特色ある町に住む人たちについて「自分の体に合った土地で、自分のしたいことしてるんでしょうから、ひどい病気になんてならないらしいわ。」というチィおばさんの言葉に、なるほどな・・・と思った。
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これは日本版『ハリーポッター』は言い過ぎか。 ちょっとぽっちゃり少女のリナは夏休みに霧の谷に旅に出る。いじわるばあさんのおうちに下宿しながらはじめてのアルバイトで働いたりして住人と交流していく。 やさしいコックや発明家、しゃべるオウムや弱気な虎、生意気な王子。なにもできなかっ...
これは日本版『ハリーポッター』は言い過ぎか。 ちょっとぽっちゃり少女のリナは夏休みに霧の谷に旅に出る。いじわるばあさんのおうちに下宿しながらはじめてのアルバイトで働いたりして住人と交流していく。 やさしいコックや発明家、しゃべるオウムや弱気な虎、生意気な王子。なにもできなかったリナが成長していく物語。 小学3年生くらいまでの、漢字が少し読めるちょっと背伸びしたい子どもが読むのに適しているファンタジー。漢字は全部ルビがふってあるので優しい。 大人には少し物足りない
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素直ですてきなこどもたち。ふしぎな体験を通してひとつずつ成長していく様子がかわいらしくて、がんばれって応援しながら読んでいた。登場するふしぎな友だちのみんなも心やさしくて、こどもたちを愛してくれる。特に『天井うらのふしぎな友だち』は涙がほろりと出てしまった。児童書で泣いちゃう日が...
素直ですてきなこどもたち。ふしぎな体験を通してひとつずつ成長していく様子がかわいらしくて、がんばれって応援しながら読んでいた。登場するふしぎな友だちのみんなも心やさしくて、こどもたちを愛してくれる。特に『天井うらのふしぎな友だち』は涙がほろりと出てしまった。児童書で泣いちゃう日が来るなんて。自分がこどもの頃にこの本を読んでいたら、きっと作中のふしぎな体験を夢見てどきどきしたんだろうなあ。
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「霧のむこうのふしぎな町」1975年 「地下室からのふしぎな旅」1981年 「天井うらのふしぎな友だち」1985年 3作品を合冊にした愛蔵版。どれも味わい深くて読んでいて安心感があります。存在は知っていたけれど読んだことなかった。「千と千尋の神隠し」との類似性が言われているみたい...
「霧のむこうのふしぎな町」1975年 「地下室からのふしぎな旅」1981年 「天井うらのふしぎな友だち」1985年 3作品を合冊にした愛蔵版。どれも味わい深くて読んでいて安心感があります。存在は知っていたけれど読んだことなかった。「千と千尋の神隠し」との類似性が言われているみたいだけど、なるほど。どちらも、どれも、素晴らしいと思います。 でも、私の興味は全く別の所。 『ネズナイカ』 「霧の〜」の中でリナが整頓する本の中に『ネズナイカ』がある。『ジェーン•エア』や『ロビンソン•クルーソー』など、他に名前のあがる本は今でも探せば売ってるけど、『ネズナイカ』は絶版。簡単には手に入らない。脚注がいるレベルの無名さでは? 私も『ネズナイカ』が大好きだった。復刻してほしいという願いを込めて⭐︎四つ!
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子どもに読んであげたい本。 とても優しい気持ちになる。 優しくて賢くありたい、と思えると思う。 不思議な世界の魅力満載。かわいらしい。
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産後、本を読んだり音楽を聴いたりが出来なくなった時期がありました。そんな中、本を読む楽しさを思い出させてくれた作品です。 恥ずかしながら幼少期は海外ファンタジーばかり読んでいたので、こちらの作品は美しい装丁に惹かれて手に取りました。 霧のむこうのふしぎな町を読んでいるうちに、久し...
産後、本を読んだり音楽を聴いたりが出来なくなった時期がありました。そんな中、本を読む楽しさを思い出させてくれた作品です。 恥ずかしながら幼少期は海外ファンタジーばかり読んでいたので、こちらの作品は美しい装丁に惹かれて手に取りました。 霧のむこうのふしぎな町を読んでいるうちに、久しぶりに目の前がキラキラ光るような感覚になりました。 子育てと仕事の合間に少しずつ読み進め、完読には時間がかかってしまいましたが大切にしたい一冊です。
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柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』『地下室からのふしぎな旅』『天井うらのふしぎな友だち』の愛蔵版。偶然丸善で見かけて、即購入。 『霧の〜』と『地下室〜』は小学生の時に友達に教えて貰って、それからずっと大好きなお話。娘が小学四年生の時に青い鳥文庫版を貸してあげて、娘のお気...
柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』『地下室からのふしぎな旅』『天井うらのふしぎな友だち』の愛蔵版。偶然丸善で見かけて、即購入。 『霧の〜』と『地下室〜』は小学生の時に友達に教えて貰って、それからずっと大好きなお話。娘が小学四年生の時に青い鳥文庫版を貸してあげて、娘のお気に入りに。 『霧のむこうのふしぎな町』は『千と千尋の神かくし』の元になったと言われてます。『霧のむこう』も『地下室からの』も日常から一歩踏み出しただけで全く違う非日常の世界に行ってしまうお話です。誰にでも起こりそうな不思議の入り口が、想像力をかきたてます。小学生の時に読んで良かったと思える本です。 『天井うら』は初めて読みました。少し設定が難しいような気もしますが、読めば読むほど切なくて、、、私も忘れてしまった事が色々あるんだろうな。 小学校四年生以上にオススメです。
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ふしぎはそこにある。気づけるか気づけないかは心次第だけど、もしこの物語を好きになったならきっと貴方にもいつかふしぎが訪れる。最初から最後まで幸せが詰め込まれた物語三部作。
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面白かったので、子どものときに読み損ねたのが残念。がんばる女の子主人公モノはやっぱりいいな。 「霧の~」はついつい千と千尋を思い起こしながら読んでしまったけれど、出てくる登場人物が魅力的。「地下室~」はおばさんが破天荒なのが、今ぐっとくる(笑)。「天井裏~」はしばらく世界に入れな...
面白かったので、子どものときに読み損ねたのが残念。がんばる女の子主人公モノはやっぱりいいな。 「霧の~」はついつい千と千尋を思い起こしながら読んでしまったけれど、出てくる登場人物が魅力的。「地下室~」はおばさんが破天荒なのが、今ぐっとくる(笑)。「天井裏~」はしばらく世界に入れなかったけど、途中から世界観が分かってくるとすごい面白くなった。 全体、和洋折衷ぶりに昭和の空気を感じて、それもまたよき。
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