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世にも美しき数学者たちの日常 の商品レビュー

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42件のお客様レビュー

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2024/06/07
  • ネタバレ

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この本のここがお気に入り 「昔の数学が、鶴亀算。岡先生の数学は亀が立ち上がるんですよ。でも今の数学は、連立方程式。解く力は強いけれど、一般化されてしまっている」「抽象化が進むと感動は失われてしまうんです。それが現代数学なんです」

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2024/04/03

頭の良い人の話を聞くのが好きだ。 自分も頭が良くなったかのように錯覚できる(こう言っている時点で頭悪い)。 前にも数学者のエッセイを読んだことがあって、それがとてもおもしろかったからこの本を手に取ってみた。 普段は近寄らない数学コーナーに立ち寄っただけでも偉いというのに、本を一冊...

頭の良い人の話を聞くのが好きだ。 自分も頭が良くなったかのように錯覚できる(こう言っている時点で頭悪い)。 前にも数学者のエッセイを読んだことがあって、それがとてもおもしろかったからこの本を手に取ってみた。 普段は近寄らない数学コーナーに立ち寄っただけでも偉いというのに、本を一冊選んで読むのはもっと偉い。(自画自賛) 読み終えた後はなんだか自分にも数学の問題が解けそうな気がしてくるけど、問題を解くと考えている時点で学校数学の域を出ていないんだろうなぁ。 最後に近代の数学の無味乾燥さ、そしてご家族のお話に触れていてなかなか無い本だと感じた。 数学にのめり込む、絶賛するだけではない別の視点を取り入れて、しかもそれを最後に持ってくる辺りが読後感の印象を変えている。良い方に。

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2024/01/23

数学といえば数式や数字だけの世界とイメージしていたけれど、本来の数学とはとっても広く深くてとても大きくて自由なんだな。数学者といえば、畏怖にも近い尊敬を感じますが、とても可愛らしく親しみやすい数学者さん達に出会える作品。とても楽しく読みました。なんか今からでも数学やってみたいなと...

数学といえば数式や数字だけの世界とイメージしていたけれど、本来の数学とはとっても広く深くてとても大きくて自由なんだな。数学者といえば、畏怖にも近い尊敬を感じますが、とても可愛らしく親しみやすい数学者さん達に出会える作品。とても楽しく読みました。なんか今からでも数学やってみたいなと思わせてくれる作品でした。

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2023/06/17

数学者たちの生き方とそれぞれの数学との向き合い方を面白く描きました。 数学が嫌いではないけど、好き…?でもない私は、この本で数学の捉え方が広がっていました。

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2023/06/06

面白かった。 私も数学自体は好きじゃないけど 数学の世界は美しいと思っていたので とても親しみを感じながら読んだ。 今研究者と仕事しているが、 やっぱり好きなことで食べてる人って 楽しそうでいいな…

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2022/09/19
  • ネタバレ

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7人の数学者と4人の数学マニアのインタビューを通じ、その人たちの目指す数学の世界や、その日常を紹介した本。 ホントに、独特の世界観で暮らしている方が多く、面白い(といっては登場された数学者のみなさんには失礼かもしれないけど・・)。 数学の難しさは相変わらずではあるものの、なんだか親しみを感じた。 「大人のための数学教室」なんてものもあると知り、それだけ需要があるということにビックリしたが、ちょっと興味もわいてくる。

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2022/07/13

数学って美しい。でもどんな風に美しいのか、詳しいところがわからない。―― 著者と編集者がそ数学者7人と4人の数学マニアに会って、数学への思いを聞いてまとめられた本です。 小川洋子著『博士の愛した数式』を読んで、数学者がどんな感性をもっているのかもっと知りたかったので、読んでみま...

数学って美しい。でもどんな風に美しいのか、詳しいところがわからない。―― 著者と編集者がそ数学者7人と4人の数学マニアに会って、数学への思いを聞いてまとめられた本です。 小川洋子著『博士の愛した数式』を読んで、数学者がどんな感性をもっているのかもっと知りたかったので、読んでみました。 11人の数学に対する取り組み方や考え方はそれぞれ違い、深く考え抜かれて導き出す数学はまさに美しく、芸術であり、人生です。 代数幾何が何だったか忘れていた私にはちょっと難しかった。けれど、好きなものに打ち込んでいる人が語る言葉はどれも素晴らしいものでした。

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2021/12/31

リポーターが様々な数学者へインタビューをしていき、数学者の日常や思考、数学者としての数学への偏愛っぷりが詰まった一冊。 いやー、面白い。 人の偏愛に触れるということはとても新鮮で面白い。 そしてどの数学者も言うのは「学校の数学は面白くない」ということ。 数学は手段じゃなく、言語...

リポーターが様々な数学者へインタビューをしていき、数学者の日常や思考、数学者としての数学への偏愛っぷりが詰まった一冊。 いやー、面白い。 人の偏愛に触れるということはとても新鮮で面白い。 そしてどの数学者も言うのは「学校の数学は面白くない」ということ。 数学は手段じゃなく、言語であり芸術なのだ。 様々な数学者によって考え方、アプローチ方法は違うけれど「数学に魅せられた」ということは確か。 偏愛って素晴らしい。

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2021/11/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに別の世界を感じることができた。自分の見えている世界だけが存在しているわけではない。数学者の世界の見方が少しだけわかった。皆それぞれ多様な今を人間は生きているのだ。再読したい

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2021/10/21

・数学への苦手意識は読む上で全く関係ない。数学を通して、数学者の人間味や美意識に触れることができる。 ・物理学者はパソコンやインターネットを使って早急に議論を進める中で、数学者は黒板に文字を書いて少人数で議論を進めるという話が印象深かった。 数学者だけの独自の世界があるのだと思...

・数学への苦手意識は読む上で全く関係ない。数学を通して、数学者の人間味や美意識に触れることができる。 ・物理学者はパソコンやインターネットを使って早急に議論を進める中で、数学者は黒板に文字を書いて少人数で議論を進めるという話が印象深かった。 数学者だけの独自の世界があるのだと思う。 ・インタビューの情景も思い起こされるような表現があり、数学を通した学者や関係者の思いがしっかりと伝わってくる。 ・苦しむ過程こそ最も面白いという話が良かった。 課題にぶつかって苦しんでいる時こそ、それをチャンスと捉えて自分の人生を送りたい。

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