あのこのたからもの の商品レビュー
種村有希子さんの2019年作となる、この絵本は毎度のことながら、背景を全て違う色でカラフルに使い分けているにも関わらず、しっくりくる感じが心地好く、そうした色を選ぶセンスの良さの中に、ほのぼのとした普遍的な温かい輝きが宿る、色鉛筆の素朴さが何とも言えない味を醸し出している。 ...
種村有希子さんの2019年作となる、この絵本は毎度のことながら、背景を全て違う色でカラフルに使い分けているにも関わらず、しっくりくる感じが心地好く、そうした色を選ぶセンスの良さの中に、ほのぼのとした普遍的な温かい輝きが宿る、色鉛筆の素朴さが何とも言えない味を醸し出している。 本書を読むと、友達にもいろんな一面があるよねということに気付かせてくれて、ここでは友達によく泣かされる女の子と、友達をよく泣かせてしまう女の子が、思いの丈を言い合っているうちに、「それでは何故そんな子と友達なんだろう?」と過去を振り返ってみたら・・・という展開には、思わず肯いてしまう子どももきっといるのだろうと思われた、簡単に絶好だよと言う前にちょっと考えてみると、よりその子のことがもっと色々と見えてくるはずといった、そんな大切なことを教えてくれる。 そして本書の場合、そこにもう一捻り加えた設定と展開によって、こうした視点で身近な人のことを知るというのも良いものだなと思えてくることで、より前向きな気持ちにもなれるのだと感じつつ、そこからタイトルの意味合いにも繋がるわけだけれど、果たしてこのタイトルで本書全体のテーマを表しているのかと考えると、私はそこに少々疑問を感じてしまった。
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夜の読み聞かせに この設定は、絵本ではあまりみかけないような…映画とかマンガにはよくあると思います。 タイムスリップしたような、不思議な話。 子供は、親に受け止められている安心感を感じたいのよね。それはどんな形でもいいのかも。 母の立場から見ても学べるところもありますし、この絵本...
夜の読み聞かせに この設定は、絵本ではあまりみかけないような…映画とかマンガにはよくあると思います。 タイムスリップしたような、不思議な話。 子供は、親に受け止められている安心感を感じたいのよね。それはどんな形でもいいのかも。 母の立場から見ても学べるところもありますし、この絵本は優しい絵本です。
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