食べる私 の商品レビュー
食と人生がこれほど密接にかかわっていると感じたことはないかもしれません。 思い出や幸せ、あるいは不幸、死生観にまで。食の好みや関心のルーツは、本当に人生にあるのかもしれません。 私もおいしいものは好きですが、それでもただ漫然と好きな物を食べているだけだったのではないか? これほ本...
食と人生がこれほど密接にかかわっていると感じたことはないかもしれません。 思い出や幸せ、あるいは不幸、死生観にまで。食の好みや関心のルーツは、本当に人生にあるのかもしれません。 私もおいしいものは好きですが、それでもただ漫然と好きな物を食べているだけだったのではないか? これほ本当に私の必要としているものなのか? 今口に入れようとしている一口について考えさせられる本です。 人それぞれ、食に対する好みや関心・無関心が分かり、その幅広さも興味深い。
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エッセイと思い、手に取ったので、 対談とわかり、どうかなぁ と読み始めたけれど、 さすが平松さん。 よき書き手は聞き上手! 興味深いお話に、するすると 読み終えてしまった。 人が生きることと、食べること。 食の記憶。 さまざまに考えさせられた。
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「食する」という言い方に不遜なあざとさを感じてしまう私は変かしら。 翻って、この本には「食」への敬意がある。 えいえいと食卓を整えてきた女たち。 日々食べることで繋がってきたいのち、食卓の記憶。
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当然ながら幼年期の生活習慣や育った環境により大きな影響を受ける「食」についてだから、ひとそれぞれ独自の人生観みたいなものが垣間見えて興味深い。 毎回インタビューの際に、しっかりとその人となりやバックボーンについて勉強してから臨む平松洋子さんの姿勢に非常に感銘を受けた。
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おもしろかった! いろんな人の食をめぐるインタビュー集。 平松洋子氏の文章はいつも対象を愛する目に満ちて、読んでいてとても幸せな気持ちになるのだが、それは人に対してもそうなのだ。 自分がインタビューされたとしたら、と、自分の食についていろいろ考えた。
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【食を語れば、核心が見える。怖くて美味しい二十九の話】樹木希林、ギャル曽根、宇能鴻一郎に堀江貴文ら二十九人が語る豊穣な食べ物の話には、人生も文化も家族もある。小説のような対話集。
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