帝国ホテル建築物語 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
GWに明治村で、帝国ホテルのファサードの移築されているのを見て興奮!したので、大変に興味のある内容だった。 なんでこの正面玄関部分エリアだけの移築なのか、本当に勿体無いわ!と思っていたが、あれはある意味あるべき姿でいて、その部分だけでも残っていること自体とても意味のあることだったのだ。 もう一回、明治村に行って見たら、また違う見え方があるんだろう。 あー 犬山まで行かねばならない。
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明治村の帝国ホテル玄関を見たのは昭和54年。当時の彼女がぜひ見たいと言う事で行ったのだが、このような背景があったのか、というのがやっと理解できた。 フランク・ロイド・ライトという妥協を許さない設計者とそれに応える職人達の努力の結晶であり、火事と関東大震災にも耐えたホテルだった。
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有名どころのいろんな方々が関わっていたんですね 美しく物語は描かれていて読んでよかったーって思いましたが 実際はちがっていたんでしょうね 志なかばで去っていったライト氏が気の毒です 生きた建築として保存活用されている建物もありますが ライト館は、過去の時代のものとして保存になっ...
有名どころのいろんな方々が関わっていたんですね 美しく物語は描かれていて読んでよかったーって思いましたが 実際はちがっていたんでしょうね 志なかばで去っていったライト氏が気の毒です 生きた建築として保存活用されている建物もありますが ライト館は、過去の時代のものとして保存になってしまったんだなぁ 明治村では過去の空気が流れていたよ それもいいのかな これからもずっと手を入れながらそこにあってほしいです
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初出2017〜18年の月刊「歴史街道」 さすが植松三十里。感動の長編。 大正年間に建設された帝国ホテルライト館は、外国人をもてなす日本の迎賓館とすべく、日本古美術商の山中商会ニューヨーク店の林愛作を支配人に引き抜き、日本美術に深い理解があるアメリカ人ロイドに設計を頼み、ロイドに...
初出2017〜18年の月刊「歴史街道」 さすが植松三十里。感動の長編。 大正年間に建設された帝国ホテルライト館は、外国人をもてなす日本の迎賓館とすべく、日本古美術商の山中商会ニューヨーク店の林愛作を支配人に引き抜き、日本美術に深い理解があるアメリカ人ロイドに設計を頼み、ロイドに深く傾倒し東大の建築科を出たばかりの遠藤新を助手にして多くの時間と資金を費やして進められた。 大谷石がもてはやされるきっかけとなった石材のこだわり、黄色いレンガの特注の話も面白く、関東大震災を耐えた建物が、多くの日本人職人のプライドをかけたものであったことにも感動する。現在も評判の帝国ホテルのクリーニングの始まりのエピソードや、自由学園との係わりも面白い。 明治村への移転話はおまけだが、大きな仕事へのリスペクトもすがすがしい。
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