科学する心 の商品レビュー
たくさんの知識が詰め込まれているものの、私には合わず、読後に何も残っていない本。最後の方はただページをめくっているだけになってしまった。 2026.4.12
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数学苦手な人の意見で、実在で語ろうとして、それが存在しないから分からないっていう意見はそもそも違うんだと思った。数学って現実では無い、数学というパラレルワールドで繰り広げられてる概念操作だからね。現実にあるかないかとかの話ではないよ。
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文系頭にやさしい科学エッセイ。 世界は乗法的、冪的。加法で済むのは局地的な問題だけ、というのは分かりやすい。大気は無限というかつての信仰。福島から大気中にあふれた放射性物質を例にとり、「希釈は消滅ではない」という説明が池澤夏樹らしい。 種は絶滅する。弱肉強食ではなく、適者生存。肉...
文系頭にやさしい科学エッセイ。 世界は乗法的、冪的。加法で済むのは局地的な問題だけ、というのは分かりやすい。大気は無限というかつての信仰。福島から大気中にあふれた放射性物質を例にとり、「希釈は消滅ではない」という説明が池澤夏樹らしい。 種は絶滅する。弱肉強食ではなく、適者生存。肉食獣は草食獣に生命を負っており、草食獣は植物に生命を負っている、というベクトルの向きもなるほど、だ。AIとロボットで人が単純労働から解放されても、余暇は平等には分配されない。失業者と過労者が増えるだけ。雇用する側にのみ恩恵をもたらす、というのは、農業と定住が結果的にヒトを忙しくしてしまったことと似ていないだろうか? 現代のテクノロジーは、人の生活の便利を求めて生活の喜びを失う詐術だ、というのも一面において激しく同意。だからといってこの流れを止めることはできない、という諦観にも首肯。
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池澤夏樹が理系であるだけでなく手仕事の人であることを知る。違和感はない。けれど、スヌーピー神社への一円玉貯金の話だけはクスッときた。イメージ合わないねえ。 夏休みっぽさのあるエッセイ集で、この時期に読むのにちょうどよかった。しかし、この人の小説も読んでみないとな。
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科学のいろんな面をピックアップして、著者の意見を縦横無尽に展開した好著だ.先日『スティル・ライフ』を読んだが、あの時点で科学的な考察が満ち溢れていたことを踏まえると、このような著作の出現は当然であろう.第9章のAI論が面白かった.AIに意思はないことを前提に議論を展開することが重...
科学のいろんな面をピックアップして、著者の意見を縦横無尽に展開した好著だ.先日『スティル・ライフ』を読んだが、あの時点で科学的な考察が満ち溢れていたことを踏まえると、このような著作の出現は当然であろう.第9章のAI論が面白かった.AIに意思はないことを前提に議論を展開することが重要となろう.第11章のパタゴニア紀行も楽しめた.どこかで著者がシベリアに行った話を読んだことがあったが、それに似た感じだった.寒い所がお好みなのかな.それにしても、視点が広いことは素晴らしいと感じた.
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恐れながら読書はミステリ偏向だったため、正直著作は読んだことがなかったのですが、ひょんなことから娘さんがトークゲストのイベントに参加した際、濃ゆい一族に負けず劣らずしっかり面白くて、ただのアイドル声優だと思っててごめんなさい!と思って、何かエッセイとか読んでみようかと思っていた。...
恐れながら読書はミステリ偏向だったため、正直著作は読んだことがなかったのですが、ひょんなことから娘さんがトークゲストのイベントに参加した際、濃ゆい一族に負けず劣らずしっかり面白くて、ただのアイドル声優だと思っててごめんなさい!と思って、何かエッセイとか読んでみようかと思っていた。そこからかなり年月は経って、装丁が良いなと思って手に取り、科学ネタエッセイかー面白そうだなーと思っていたらサイン本があったので購入。…パパのなんですけどね。 きっかけはどうあれ、最近あんまり新規開拓しなかったので良かったなと。 科学といえど、目次を見ればわかるように、生物・宇宙・原子力・AI・進化と幅広く、それだけ科学の懐が深いというか、思えばミクロからマクロまであらゆるものが対象になるのはあたりまえで、それを紐解く1つの切り口が「科学」とすればそりゃあたりまえか。著者は理工学部物理学科中退であるというから、少なからずとも普通よりは多くの知識と興味がベースになっているので、普通より少し踏み込んだところを話してくれる。その切り口についてまともに勉強はしていないが、好きではある程度の自分でもついていけるような書き方をしてくれているので、どれも楽しく読める。 「考え始めるとキリがないな」と諦めることを、ひたすら突き詰めて考える人達が世の中にはたくさんいて、キリがないと思っていたその先に「キリ」を1つずつ発見した積み重ねが今の膨大な情報の世界かと思うと、それこそ果てしなく、そんな数多の科学者達にあらためて頭を下げる。 特に面白いのは10章あたりから「科学」をずっと辿っていくと「反科学」的なところに考えを馳せるところ。その後がパタゴニアとカンブリアで終わるので、なんだか現在〜未来〜過去の円環を一巡りしたような読後感でしっくりくる。 文献の引用をしてくれるのはいいのだけど、ちょこちょこ自著も引用され、これはどちらかというと本人の思い入れ部分なので、こういうところだけ若干冷める(苦笑)。すみません、たぶん読んでる人はむしろとてもわかるのだろうけども。それ以外は没入と現実の良い距離感で、集中しつつも空き時間でサクサク読めてよかった。
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ジャンルとしては科学エッセイということになるのでしょうが、幅広く深い知識に裏付けられた格調高い文章に引き込まれる。これはすごい。こんなの読めて嬉しい。 「進化と絶滅と哀惜」だけでも星5
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文学的な趣のある科学エッセイ集。 研究者としての昭和天皇について、進化と絶滅、原子力、パタゴニア紀行など、テーマは雑多と言っていいほど多岐にわたる。 何というか、科学的な心をもって世の中を見渡すと、いろいろと見通しがよくなるということが分かる感じ。自分も割と普段から意識している。...
文学的な趣のある科学エッセイ集。 研究者としての昭和天皇について、進化と絶滅、原子力、パタゴニア紀行など、テーマは雑多と言っていいほど多岐にわたる。 何というか、科学的な心をもって世の中を見渡すと、いろいろと見通しがよくなるということが分かる感じ。自分も割と普段から意識している。 面白いのだが、あまり深堀りはしていない。その分、ものすごく気軽に読めるところはいいと思う。
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https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%99%E3%82%8B%E5%BF%83
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科学への知的好奇心の視点のヒント、と言い換えられる内容。幅広いので、どれかとっつきやすい分野があるかもしれない。著者のファン向けの内容と思う。
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