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コーポレートファイナンス戦略と実践 の商品レビュー

4.7

17件のお客様レビュー

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2024/04/25

これまで縁がない&とっつきにくそうと思っていたコーポレートファイナンスが実務で必要になったことをきっかけに読み始めました。 初心者のため、はじめから完璧に理解するのは難しいかなと思い、ざっと斜め読みした後にその都度知りたいカテゴリやキーワードをKindle検索。該当箇所を...

これまで縁がない&とっつきにくそうと思っていたコーポレートファイナンスが実務で必要になったことをきっかけに読み始めました。 初心者のため、はじめから完璧に理解するのは難しいかなと思い、ざっと斜め読みした後にその都度知りたいカテゴリやキーワードをKindle検索。該当箇所をじっくり読んで理解を深めるといった、辞書のような使い方をしています。 企業の誕生から成長過程でどんな試練があり、どんな対処が必要になってくるかがわかりやすく図で表されていたり、対象企業のキャラクター(強み弱み)の捉え方と他社比較方法、企業価値評価の算出方法と算出結果をもとにした他社比較方法のほか、代表的な指標の目安になる値を示していて、対象企業の算出結果と照らし合わせてざっくりとした評価ができたりと、初心者の実務者が知りたいと思っている情報を惜しみなく提供してくださっているなと感じました。 理論だけでなく、各カテゴリで算出した結果をもとに今後の企業活動に活かしていくかといったことをコーポレートファイナンス初心者にもなるべくわかりやすく示してくださっていて実務にすぐ使えそうだなと思いました。 今は実例の試算を試しているところです。 もう少し理論の詳細について理解を深めたい場合は同じ著者の方の別の書籍「実況LIVE 企業ファイナンス入門講座」が有用なのかなと思い、そちらも今後読んでいこうかなと思っています。(積読中です) まずは実務で使えるように本書を引き続き読み込んでいければと思います。

Posted byブクログ

2023/06/02

Life of a company(コーポレートファイナンスの羅針盤)を基に企業の成長ステージに合わせたファイナンス理論を解説。初級~中級向けとしては決定版といっていい内容ではないだろうか。とかく無味乾燥になりがちな理論を、実務的にはどう扱い、実務と理論上どう乖離しているのか、ど...

Life of a company(コーポレートファイナンスの羅針盤)を基に企業の成長ステージに合わせたファイナンス理論を解説。初級~中級向けとしては決定版といっていい内容ではないだろうか。とかく無味乾燥になりがちな理論を、実務的にはどう扱い、実務と理論上どう乖離しているのか、どうマッチさせるのか、論点は何か、非常に分かり易く解説されている。特に実践面が詳細で素晴らしい。企業価値算出でここまで丁寧に分かり易く説明している書籍は珍しいのではないだろうか。コロナ前の書籍なので、最新情報を反映した改訂版も読んでみたい。

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2022/12/11

実際に実務を行なっている上級者向けの本だと思うが、現場に即していて分かりやすく読みやすい。 財務や経理の担当者ならずとも市場と数字で対話することの重要さとカンコツが書かれている。難易度が高く消化しきれない章は何度か読み返しておきたい。

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2022/03/08

経営する上で、市場との対話におけるファイナンス実用書。 ROA(ROICの方がベター)を元に、DCF法を使って理論上の事業価値を求める。 PERやEBITDAマルチプルを元に、市場での実際の企業価値の評価を求める。 この理論と現実の差異を考慮して、M&AやIR戦略、株主...

経営する上で、市場との対話におけるファイナンス実用書。 ROA(ROICの方がベター)を元に、DCF法を使って理論上の事業価値を求める。 PERやEBITDAマルチプルを元に、市場での実際の企業価値の評価を求める。 この理論と現実の差異を考慮して、M&AやIR戦略、株主還元政策まで説明されている。

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2022/01/24

2022.1.24 読了 グラフがふんだんに使われていてわかりやすい。 メモしたいことがあったので実務書ではあるがここに記載 ・ペイアウトについて後ほど復習 ・各種指標の認識を整理する

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2021/10/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

【目的】 コーポレートファイナンス全般の復習。 【評価】 網羅性と内容の分かりやすさからコーポレートファイナンスの日本の教科書としては決定版で良いと思う。実例が頻繁に登場するのが良い。 ファイナンスバックグラウンドのビジネスパーソンにとっては簡単で基礎的すぎる内容が多いかもしれないが、復習にはとても良く、ペイアウトやIR戦略等業務で担当していないとイメージが持ちづらいパートも充実しているのが良い。 又一貫して、ファイナンスを守りではなく攻めの経営戦略の武器として捉えている点と、市場との対話を重視している点が特徴的であり、正に戦略と実践というタイトルに相応しい内容になっている。

Posted byブクログ

2021/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実践的な本。 会社やファイナンスの全体感がわかりやすく表現されており素晴らしい。よい復習となった。 初学者向け? 特にバリエーションプロセスの具体事例が親切でわかりやすい。この部分は非常にによい。 株主還元政策、レイアウト政策などにしっかり紙面をさいているのもよい。 メモ ・dcfの全体像。  dcfで事業価値を求める。  非事業価値を求める  企業価値から有利子負債を控除する  株主価値が求められる。 ・fcfの求め方  営業利益から想定税金を控除し  税引後営業利益を算出  noplat  減価償却費を足し、  設備投資を控除し  運転資金を控除して算出。 ・長期的には減価償却費と設備投資はバランスしていくと考えることが普通。それが合理的であるため。 ・waccと永久成長率で感応度分析を行ってみる ・マルチプルは対応に注意。 ・ネットデッド=有利子負債−非事業価値 ・ebitdaマルチプルは8倍程度が目安 ・m&a効果はepsで計測可能。買収で自社の一株純利益が増えるか否か。利益は押し上げるが、逆に借入や株式交換、のれんによってはepsを押し下げうる。、 ・tobプレミアムの目安は30% ・irの役目は流動性の創出 ・dcfは成長鈍化し、永久成長率が安定することを前提にしたもの。急成長途上のsuには不向き ・irrの目安。設立まもない50%。vc初ラウンド35-45%。上場前15-25% ・目安数字 roa5%営利率6%資産回転率0.8回roe10% ebitdaマルチプル8倍 per15倍

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2021/02/07

理論の理解に留まらず、"市場との対話"を通したファイナンスができるようになることを目標にしている一冊。 株主資本コスト、WACCといった基本的な事項に加え、βのアンレバー化などのややマニアックな(しかし実務上重要な)概念や、株主還元政策・ベンチャーファイナンス...

理論の理解に留まらず、"市場との対話"を通したファイナンスができるようになることを目標にしている一冊。 株主資本コスト、WACCといった基本的な事項に加え、βのアンレバー化などのややマニアックな(しかし実務上重要な)概念や、株主還元政策・ベンチャーファイナンス等のイマイチ体系的に理解できていなかった+αの事項に対してキチンとした解説がされており、大変タメになった。 これまでファイナンスに苦手意識があったが、この本を通じファイナンスに携わってみたい気持ちが高まった。良書と思います。

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2021/01/28

とても具体的かつ実践的。 今回はざっくり内容を掴みたくて読んだものの、 実践の際は手元に置いておきたい一冊。

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2021/01/05

サブタイトルに相応しい、戦略と実務がふんだんに書かれていた専門書であった。理論パートも実務パートも具体的で要点を抑えていたように感じられ、最後の1ページまで蛇足になる範囲はなかった。 小生は数冊ファイナンス理論にかかる本を読んできたが、どうしても本の中で紹介されている理論と自身...

サブタイトルに相応しい、戦略と実務がふんだんに書かれていた専門書であった。理論パートも実務パートも具体的で要点を抑えていたように感じられ、最後の1ページまで蛇足になる範囲はなかった。 小生は数冊ファイナンス理論にかかる本を読んできたが、どうしても本の中で紹介されている理論と自身の実務の間に距離感が感じていた。ただし、本書ではその溝を埋める工夫がされている。 一つは、ファイナンスの理論をもとに企業分析をする際に比較となる市場平均の紹介だろう。紹介にとどまらず、どの数値を抑えておきべきか明記している点は非常に役にたつ。  【覚えるべき数値】  ・ROA : 5% ※営業利益ベース   = 営業利益率 6% × 総資産回転率 0.8回  ・ROE : 10%  ・PER : 15倍  ・EBITDA倍率 : 8倍 特に、本書で使われてるケース問題は過去の事例を用いている上、本書で解説されている理論を用いて解き進めるため、理論の需要性が直に感じられたものになっている。また、便宜上の数値の選択や説明がされていない点も良かった。(WACCで用いられる利息や自社株買い後のBetaなど) 【勉強になったテーマ】*本書で初見且つ重要なもの - 企業のライフステージごとの適切な資金調達がある。 - 「収益性」・「生産性」を原因に、「成長性」・「安定性」という結果を得られ、これらが企業のキャラクターとなる。  →ROAが収益性と生産性をもつ。 - 外食企業の黄金比率 - PER = 株価 / EPS - ROICの分解ツリーの先には、事業投資資産回転率を細分化することで、運転資本・有形固定資産・その他資産に分解できる。 - 事業価値、企業価値、株主価値のウォーターフロー図 - * Levered beta vs Unlevered beta - 買収価格に含まれるプレミアムの種類、潜在的なプレミアムとシナジーによるプレミアム。 - VWAP : Volume Weighted Average Ratio (売上高加重平均株価)をもとにTOBで買収価格を決定。 - * Re-CapitlizationによるWACCの変化

Posted byブクログ