ケアするまちのデザイン の商品レビュー
「面白い。」 読むうちに独り言を言っていました。ケアとデザインとまちづくり。そこが繋がるのね。と。 私は看護師で助産師で保健師ですが、もっと地域に関わりたいと考えています。勿論やれることをやれば良いのですが、やはり医療だけでまちに入って行くと広がりに欠けるというか、何か他にないの...
「面白い。」 読むうちに独り言を言っていました。ケアとデザインとまちづくり。そこが繋がるのね。と。 私は看護師で助産師で保健師ですが、もっと地域に関わりたいと考えています。勿論やれることをやれば良いのですが、やはり医療だけでまちに入って行くと広がりに欠けるというか、何か他にないのかな?と常々考えていました。この本を読むうちに、デザインね。心地よさね。へぇ!へぇ!と。 それに、本に出てくる特養の前施設長の「待機老人はいない。」という言葉に考えさせられました。そこから繋がる待機児童問題も。「待機しているのは児童ではなくその保護者。」なんて指摘…。子を持つ親としても考えさせられまくりです。真実を見つめて本当の主語を考える。誰がケアを必要としているのか、本当は何が必要なのか。そこを見極める。 自分がどんなまちで生きたら居心地がいいのか、仕事も生活もつなげて考えて創造していかないと、作ったものや場所、システムって陳腐な物になるんだなと。 最後にイギリスのケアとデザインのアーツアンドクラフツ運動なんかについても触れられており、最後までへぇ!の連続です。同著者の「コミュニティデザインの源流イギリス編」も読んで見ようと思います。 地域包括ケアは、まちづくりにケアとデザインを組み込むこと。と言い切っているのが潔い。これからスマートシティ構想など時代の流れでさまざまなまちづくりの形が出てくるんだろうけれど、そこにいる人たちを中心に考えないと陳腐なものになっちゃうんだろうなと。一人一人の人生が主役になれるまち。豊かな人生を実現するするためのまち。 私も何か楽しい!を膨らませられる活動を考えてみようと思いました。
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対個人へのリハビリテーション。 対集団へのリハビリテーション。 多くの理学療法士は上のリハビリテーションをするための勉強をしているかと思います。 しかし、この本で学べるのは『まちづくり』に生かされている下のリハビリテーションです。 とはいえ、この分野を知っているか否かで、対個...
対個人へのリハビリテーション。 対集団へのリハビリテーション。 多くの理学療法士は上のリハビリテーションをするための勉強をしているかと思います。 しかし、この本で学べるのは『まちづくり』に生かされている下のリハビリテーションです。 とはいえ、この分野を知っているか否かで、対個人へのリハビリテーションが変わってきます。 病院で得意げに語る上のリハビリテーションがいかに特殊なものなのかを知るためにも、 そして、 そのリハビリテーションが患者様からは求められていないこともあるという事実を知るためにも、 この本を読んでリハビリテーションをアップデートしましょう。 特に地域リハ、予防リハに興味のある方におすすめです。 一気に視野が広がると思います。 また、これを読んでハマったら、ぜひこの本の著者である山崎亮さんの講演に参加してみてください。 圧巻でしたよ。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28002433
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医師に限らず社会的処方ができるようになると、地域包括ケアの考えにもなじむ… コミュニティデザインと地域包括ケアはすごく近い。暮らしのデザインという視点でみたら、目指すものはかわらない。
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ケアとデザインの源流は一緒か。好きなクリエイターや建築家はよく話を聞いてくれるので納得。ついつい地域包括ケアでは「リーダー」的にまつり上げられやすいが、やっぱ医療機関はバイプレイヤーでいきたいね。
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コミュニティデザイナーの著者が、近代のケアとデザインが誕生した時代は、両者は不可分な存在であったということを歴史を紐解きながら説明。地域包括ケアの時代、ケアとデザインをまちづくりの現場で融合させることが求められている。それが実践されている現場を訪れて、その現場を仕切っている人達と...
コミュニティデザイナーの著者が、近代のケアとデザインが誕生した時代は、両者は不可分な存在であったということを歴史を紐解きながら説明。地域包括ケアの時代、ケアとデザインをまちづくりの現場で融合させることが求められている。それが実践されている現場を訪れて、その現場を仕切っている人達との対談集である。長岡市のこぶし園の取り組み、東近江市のケアを絡めたまちづくり、幸手モデル、シェア金沢のケアするまちづくり。魅力的なつなぎ人が地域の人達の信頼関係を深めていく仕組み作りが語られ、これからのケアのあり方に希望が持てる本である。
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とてもワクワクする本でした。福祉と建築とデザイン。まちづくりとは、単体で出来ることではなくて、街全体で「暮らしていき、人生を重ねる」事を考えていく。私自身、なかなか力は無いけど、こんな方々と一緒に仕事がしてみたいな。
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コミュニティデザインと地域包括ケア 実は同じことを指しているのだなと、 本を読んだ実感 そして、支援のことだけを考えていたらみんな息苦しくなって広まらないし、 医療福祉専門職だけで考えても仕方がない。 楽しい!という意欲を入れ込むのがキモなんだろうな。
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