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交通事故で頭を強打したらどうなるか? コミックエッセイ の商品レビュー

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2021/10/26

交通事故で頭を打ち、後遺症で高次脳機能障害になった方の実録マンガ。 ご本人が書いてらっしゃる。 高校時代は美術はほぼ5の成績だったそうだが、交通事故の前までマンガを書いたこともなかった。事故後、障害の影響で絵がうまく描けないなか、マンガをネットにアップし続けた。絵自体はお世辞にも...

交通事故で頭を打ち、後遺症で高次脳機能障害になった方の実録マンガ。 ご本人が書いてらっしゃる。 高校時代は美術はほぼ5の成績だったそうだが、交通事故の前までマンガを書いたこともなかった。事故後、障害の影響で絵がうまく描けないなか、マンガをネットにアップし続けた。絵自体はお世辞にも「上手」とは言いがたいが、ぐいぐい読ませる。絵がうまくないことは欠点ではない。 著者の絶望、怒り、そして希望。ダイレクトに伝わって来る。陥ってしまった絶望的な状況で常にベストを尽くし、自分の感情を冷静に分析し、沈まないように、前に進もうとする姿は尊敬に値する。 「この変化した脳を――おかしな頭を――プラスに働かせることはできないだろうか?   「事故は無駄じゃなかった」 ――更に言えば―― 「事故にあって良かった」とそう思えるような行動を取れば良いのではないか? これからそういう生き方をすれば良いのではないか? 私は前を向いて生きられるのではないか? あるのだろうか?そんなものが――あるとすれば――「人と違う」という要素が欠点にならないようなこと? 芸術? 創作? ――漫画?」p206〜p208

Posted byブクログ

2019/06/01

仕事柄高次脳機能障害の人と関わる機会は多いのですが、彼らが感じる世界について知る機会を得られてよかった。

Posted byブクログ