かなしきデブ猫ちゃん の商品レビュー

早見和真(著者),かのうかりん

2024/06/26

表紙に、どーんと描かれたデブ猫ちゃんのインパクト！　図書館の展示で目立ちまくってました。こんなに大きな本だったとは！　かのうかりんさんが美しく描かれる個性豊かな猫ちゃんたちと愛媛県の名所がいっぱいで、読み応えがありました。デブ猫ちゃん「マル」は、昭和の男っぽい性格で、いじらしいです。夏目漱石の「坊ちゃん」のキャラが猫になって登場なんて、最高！　正岡子規も「シキ先生」として登場？　猫と人間の関わりも、綺麗事ばかりではありません。伊方原発、豪雨災害のことも入れて、ただの名所案内に終わらない、愛される物語を目指して作られた作品というのが素晴らしいですね。

2024/03/02

マルっとずんぐりのデブ猫ちゃんがもうかわいい。デブ猫ちゃんと愛媛を旅できる絵本。恋愛のくだりはいらないかも。

2024/02/10

すべての愛媛県民の〝ものがたり〟を･･･との想いから、「かなしきデブ猫ちゃん」という創作童話の「挑戦」が始まりました。

2018年4月より愛媛新聞にて毎週土曜日に連載していた創作童話『かなしきデブ猫ちゃん』 美しい愛媛の景色、情に厚い愛媛の人、おいしいみかん、伊方原発、『坊っちゃん』の世界や連載中に起きた豪雨災害･･･。書きやすいことも書きにくいことも、逃げずに向き合おうというのがテーマでした。いつかすべての愛媛県民が知っている物語になるように、他県の人がうらやましがる作品となるために･･･と、並々ならない熱い想いを、作者の早見和真さんとイラストの かのうかりん さんは述べられています。

ふてぶてしく、丸々と太っているハチワレデブ猫のマルは、〝ちょっとだけ〟ビビりで涙もろいけど、ヤセがまんの男気あふれる2歳のオス猫。飼い主の女の子アンナの元で楽しくのんびり暮らしていたけど、ある時に突然冒険の旅に出る事に･･･。道後、今治、四国中央市、伊方や愛南町･･･と愛媛中を旅して、恋をして･･･。 何だか読んでると、本当に旅をしているように、出会う人々やネコちゃん達の人情や愛情にふれる事が出来ます。 ちょっと「男はつらいよ」の寅さんを感じたりしました。

ワタシが住む、玉川町の近代美術館に、今年イラストを担当した かのうかりん さんの展示会が、つい先日まで長期開催されていました。拝観した時に販売されていた現在刊行されている、本作を含めた全4冊を購入しました。ようやく1作目に手をつけたところですww ゆっくりとマルの今後の冒険を堪能したいと思います。

2022/05/11

読み始めるとデブ猫ちゃんと一緒に旅をしている気分になりどんどん引き込まれ、一気に読んでしまいました。

2022/03/25

やって参りましたこの時期が‼︎
そうです‼︎
毎年恒例の誕生日に本を交換すると言う謎の儀式です。

今年は娘から２冊頂きました。
その一冊がこちらの本。

大人の絵本とでもいいますかね。
カラーの挿絵が多数挟まっていてあっという間に読了しました。

私では先ず選ばないほのぼのした内容で癒されました。

デブ猫って呼ばれるのはちょっと可哀想だけどね

2021/04/07

文庫を借りようと思ったら絵本を予約していた。
家人とケンカし家出をして愛媛一周旅をしたデブ猫マルの冒険譚。
牧歌的な作画と愛媛の風景が合っていたように思う。
愛媛の名所だけでなく水害や原発などの社会問題にもさりげなく触れられていた。
たまには絵本も良いものだと思った。

2020/06/03

イノセントデイズの早見和真さんの猫絵本。絵本にしては文章が多いがすっと読めた。かのうかりんさんの絵もいいね。
愛媛って「とべ動物園」くらいしか行ってないけどマルのように冒険してみたいな。

2020/03/08

愛媛の素晴らしい自然とそこに暮らす人々の温もりが、デブ猫ちゃんの旅を通して伝わってくる。絵もほのぼのしていて楽しい。日本中の人に手に取ってほしい絵本(^^)続編も期待❣️