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トリニティ の商品レビュー

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94件のお客様レビュー

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2024/12/17

感想 昭和の高度経済成長期を生き抜いた3人の女、生き方は全く違う彼女たちはそれぞれの想いを胸に秘める。 色々な生き方があるけど、どれが良いとか一概には言えないなぁ。ただ、後悔しないようにやりたいことはやるようにしないと、と思うのだった。 あらすじ 鈴子は72歳。ある日、友達...

感想 昭和の高度経済成長期を生き抜いた3人の女、生き方は全く違う彼女たちはそれぞれの想いを胸に秘める。 色々な生き方があるけど、どれが良いとか一概には言えないなぁ。ただ、後悔しないようにやりたいことはやるようにしないと、と思うのだった。 あらすじ 鈴子は72歳。ある日、友達で有名イラストレーターだった早川朔が亡くなる。その葬儀で、鬱で会社に行けなくなった孫の奈帆と一緒にフリーライターだった登紀子と再会する。 奈帆は登紀子にフリーライターだった頃の話を聞かせてほしいとお願いする。登紀子の祖母と母が物書きだった話。 早川朔の恵まれない幼少期。朔は近所のおばちゃんに中学まで育てられ、高校になって上京し、母親と暮らし出す。挿絵画家になるため、美大に入る。 その後、お見合い結婚で事務職のOLを辞めて専業主婦になった鈴子、自由を求め、夫の食い扶持をフリーライターとして支えて、やりたいことをやってきた登紀子、イラストレーターとして名を馳せるが、浮気している夫に頭を悩ませる妙子。3人の女性は時折お互いのことに想いを馳せつつも精一杯彼女たちなりの人生を生き抜く。

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2024/12/09

「あの本、読みました?」で紹介されていたので読んでみました。 登紀子と妙子と鈴子この三人の女性が潮汐出版で出会い その後、三人にとって終世忘れることがないデモ見物出かける。 人生の流れ方は三人三様で、物語の中に知らず知らずのうちに入り込んでいました。 安保闘争の時代に生き...

「あの本、読みました?」で紹介されていたので読んでみました。 登紀子と妙子と鈴子この三人の女性が潮汐出版で出会い その後、三人にとって終世忘れることがないデモ見物出かける。 人生の流れ方は三人三様で、物語の中に知らず知らずのうちに入り込んでいました。 安保闘争の時代に生きた女性。 一時代を築いた登紀子と妙子と専業主婦の鈴子の関係。 三人の女性それぞれの生き方。等々。 感想を書こうと考えれば考えるほど、様々な読み方が浮かんできました。   印象に残った言葉は物語を読んでいく中で出てくる「ハイヒール」でした。 ハイヒールは女性特有の履物ですが それだけではなく、大人、美、妖艶、時代背景、それから「コツ、コツ」と言う靴音からは冷たさも感じられる独特な履物に思いました。

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2024/07/18

出版社で出会った3人の女性の物語で、しっかりとした人の人生を追う話なので、読むのに時間がかかりました。自分の生きてきた年代も絡むけど、こういう生き方、時代もあったんだろうなという話でした。

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2024/06/26

女性の生き方に制限があったとされる時代に出版の世界に携わる3人の女性たちが選択した生き方についての話。成功の陰に不遇な幼少期や家庭生活があったり最終的には出版業界の斜陽とともに老後もシビアな状況になる。 これから先の自分の人生を考えた時に危機感を感じる内容だったけど、悔いのないよ...

女性の生き方に制限があったとされる時代に出版の世界に携わる3人の女性たちが選択した生き方についての話。成功の陰に不遇な幼少期や家庭生活があったり最終的には出版業界の斜陽とともに老後もシビアな状況になる。 これから先の自分の人生を考えた時に危機感を感じる内容だったけど、悔いのないように生きていかなきゃと感じた。

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2024/05/26

激動の時代を生きた3人の生き方。 正解はないけれどその時々を懸命に生き抜いたのだと思います。 その生き方について自分が納得するか、誰か一人でも認めてくれる人がいたら、よしとするのかなと感じました。

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2024/03/04

やはりサラリーマンが安定してるのか 老後を考えると フリーランスは年金がないので 老後は生活保護に陥りやすい 才能より平凡な生活 親の援助ない子育ての大変さ 芸術を形にする大変さ 普通の仕事の比でないはず 仕事、妻、母の両立の難しさ 旦那の浮気、子供の反抗 考えるさせる事多し

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2024/02/03

ウーマンリブ ってな事で、窪美澄の『トリニティ』 う~ん、なんて書けばええんじゃろう…。 戦後の高度経済成長に現れた新人のイラストレーターの早川朔こと妙子、親子三代女性物書きでフリーライターの先駆けとなる登紀子、その2人の関わる出版社に結婚まで勤めていた鈴子。 まだまだ女...

ウーマンリブ ってな事で、窪美澄の『トリニティ』 う~ん、なんて書けばええんじゃろう…。 戦後の高度経済成長に現れた新人のイラストレーターの早川朔こと妙子、親子三代女性物書きでフリーライターの先駆けとなる登紀子、その2人の関わる出版社に結婚まで勤めていた鈴子。 まだまだ女性が社会進出する事も稀な時代、更には横文字の職業も少ない時代から第一線で活躍し続けた妙子と登紀子。 仕事、女性、家庭、恋愛、生い立ち、葛藤、苦闘、挫折、孤独……。 もう、壮絶。 時代を駆け抜け切ったと言うんかな、生きる、生き抜くパワーと信念に圧倒される感じじゃな。 これ実在の人物が居そうな感じがするなぁ。窪美澄さんのルポタージュじゃないかなっと グッと熱くなる一冊じゃね 2021年67冊目

Posted byブクログ

2023/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

50年前ある出版社で出会った三人。 有名イラストレーターの妙子、祖母、母と三代の物書きで有名フリーライター登紀子。出版社の事務の鈴子。そして、ブラック出版社に就職したことにより心を壊してしまった鈴子の孫の奈帆。 三人がどう生きていったのか、登紀子が毎週奈帆に語る話により物語が見えてくる。 妙子は成功はしたけど、一つも幸せな時代がないようで辛かった。 登紀子はずっと華やかな人生だったけど…晩年はお金もなくなり酷い生活を送っていた… そうなると普通に主婦をしていた鈴子が一番幸せなのかなー

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2023/09/18

ちょうど離婚を決めた後に、窪さんたちによる この本の紹介をする、 本屋イベントに行きました。恋と仕事と夫と子どもと、、すべてを手にしたいと望むけれど、、、 自分なりに幸せになるために、どうしたらいいか?という私の質問に対して、心身の健康とお金ですね 、と答えてくれたのが印象的でし...

ちょうど離婚を決めた後に、窪さんたちによる この本の紹介をする、 本屋イベントに行きました。恋と仕事と夫と子どもと、、すべてを手にしたいと望むけれど、、、 自分なりに幸せになるために、どうしたらいいか?という私の質問に対して、心身の健康とお金ですね 、と答えてくれたのが印象的でした(笑)

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2023/04/17

ないものねだり。 隣の芝は青く見える。 立場が変わると分かり合えなくなる。 欲しいもの全ては手に入らない。 他人に羨ましがられる人も孤独なもの。

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