佐藤優「情報読解」の私塾 青版 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2020年、39冊目です。 同じタイトルで「赤版」と「青版」があります。 今回読んだのは、「青版」です。この本では、アメリカ、ロシア、欧州、中東地域の国際情勢に関するインテリジェンスを佐藤優が解説している本です。 説明のために、使われてる情報は、公式な情報ばかりです。 いわゆるスパイのような相手国の重要機密を得ることを前提にしているわけではありません。関係者が発した情報や対応を精緻に分析して、そこから相手の意図を如何に読み取れるかがインテリジェンス能力だと説いています。
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ここ3年くらいの世界情勢が、佐藤氏ならではの踏み込んだ分析でまとめられている。 1つ1つの事象に対し論評しているため例えばトランプ大統領への評価が二転三転することがあるが、 一元的に評価するのではなく個別の成果や行動に対し冷静に分析されている点がよい。 もちろん、あくまで佐藤...
ここ3年くらいの世界情勢が、佐藤氏ならではの踏み込んだ分析でまとめられている。 1つ1つの事象に対し論評しているため例えばトランプ大統領への評価が二転三転することがあるが、 一元的に評価するのではなく個別の成果や行動に対し冷静に分析されている点がよい。 もちろん、あくまで佐藤優という方のフィルターを通したもので偏りはある。ここでも多角的な視点を持って、情報と対峙することが求められるがとっかかりとしてはよい1冊ではなかろうか。
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