シャングリラの鳥(Ⅰ) の商品レビュー

座裏屋蘭丸(著者)

2021/01/10

「シャングリラの鳥１～２巻」の感想記事(SSブログ)へのリンクです。
https://yuri-hyky-dia-issho.blog.ss-blog.jp/2020-11-01

2021/04/25

だいすきな座裏屋先生の作品の中でもダントツにすき。
娼館が舞台だからということだけではなく、体つきから、視線から、指先から、エロスがだだ漏れまくっていてどきどきします。
人物の心の声の文字表記がほぼなく、その佇まいや視線から読者に読み解かせるように描かれているのも素晴らしい。
効果的に夜の闇が纏わりついていたりする、寝台の上で絡み合うからだは文句なしに美しい。

1巻はまだまだ序章。続きが非常に気になる１冊。

2020/04/26

▼あらすじ
性を謳歌する男娼達の楽園で、試情夫として雇われた訳ありノンケのアポロ。
試情夫とは、男娼達を愛で、客を取る前の心身をほぐして昂ぶらせる疑似愛人役のこと。
教育係の男娼フィーに仕込まれることになるが……。

＊＊＊

ストーリーの完全度：非常に高い
トーン：耽美
エロ度：非常に高い
萌え度：高い
総合評価：★4.8

積み本崩し。座裏屋蘭丸先生のご本を読むのはこれが初めてです。
読む前までは暗めのお話なのかと思ってたんですが、蓋を開けてみたら思ってたよりもリゾート感溢れる爽やかな雰囲気のお話で大変読みやすかったです。

普通、娼館モノって聞くと暗くてドロドロしたイメージだと思うのですが、この作品に登場する娼館はそんな雰囲気は全くなく、とにかく爽やかで解放的。ちゃんと合法だし、働く環境が良過ぎて小鳥達(男娼)がちょっと羨ましいと思ってしまうくらい、クリーンでホワイトな娼館でまさに楽園そのものだと思ってしまいました(笑)

ただ、楽園で働く小鳥の一人で元スラム出身のフィー(表紙のキャラ)がどうやら訳ありな様子で、物語の終盤辺りで客とトラブルを起こして情緒不安定な様子を見せたり不審なメールが届いたりと気になる描写もあり、 これからどう話が進んでいくのか非常に気になります。

気になると言えばアポロの事もかなり気になりますね。今はまだ傷心中で冷め切っているアポロですが、旧友に言わせると本来の彼は元々恋愛に関しては能動的で、愛されるより愛したい情熱的なタイプなんだとか！？今のアポロからは全く想像出来ないので、早くそんなアポロが見てみたいです！(*´д｀*)ﾊｧﾊｧ

個人的にはフィーよりアポロの方が好きで、プールサイドから上がった彼が髪をオールバックにするシーンでハートを鷲掴みにされました。いやー、あの色気はやばいって…(笑)
シリーズものの第1巻なのでまだ何もかも始まったばかりですが、エロもストーリーもしっかり楽しめたので大満足です。2巻も期待してます！！

2019/04/17

高級娼館？シャングリラに働くことになったノンケ既婚者攻めと、男娼の受け。朴念仁な攻めの隠れスパダリ？感が垣間見えるシーンが萌え…早く恋愛モードの攻め様がみたい…！

2019/04/05

続きものの1巻なのでまだ序章といった感じ。
今回は、物語の舞台となる娼館の説明と、主役の二人の過去(それぞれ重たい)が少し描かれているくらいで、主役の二人はお互いにまだ恋愛として好意を持つところまでいっていないです。

娼館には、お客さんの相手をする前に男娼の体の準備や気分を盛り上げるお手伝いをする試情夫というのがいて(終わった後のケアもする)、この辺りとても面白い設定になっているなと思いました。
最初は試情夫って何？と思いながら読んでいたのですが、試情夫と男娼の絡みを見ていると、男娼たちが気持ちよくお仕事をするためには必要なんだな～という気持ちになってきます。
まだまだいろんなカップルが生まれそうな楽園です。

主役の二人は、男性には全く興味のない試情夫 x 愛を知らない男娼

お互いまだ恋愛感情はないのですが、仕事で前戯をするので、その絡みの中でちょっとずつお互いを知り、興味を持っていく...という感じです。
二人の本番はないですが、お客さんとの本番はあるので、エロシーンはちょこちょこ出てきます。

因みに、試情夫と男娼の間にはルールがあり、前戯はするけど
イカせないこと、挿入しないこと、絶対に恋に堕ちないこと

きっと二人は恋に堕ちちゃうんだろうなー！と思いながら、どんな風に恋に堕ちるのか、落ちたら二人はどうなってしまうのか、続きがとっても楽しみです！
特に攻めのアポロは恋に堕ちたらとても情熱的ということで、今まで誰か一人に愛されたことのないフィーがどんな変化を遂げるのか楽しみで仕方がないです。

まだまだ序盤といったところなので評価は迷うのですが、絵が綺麗なのとこの後の展開が面白そうなので期待を込めて☆5です。

2019/04/01

初めての作家さんです。
絵柄が綺麗だと思ったのとあらすじ？が異国感を放っていたので現実逃避を求めて購入。
男娼に弱い気はします、、、男女問わず性を売っている話に食いつく方だし、この作品は娼館の設定も最高です
オーナーも色男だ、、、

これが続くものとは知らず買ったので次回が楽しみです過ぎです。

2019/03/31

座裏屋先生のお話は、常にムズムズする！どうか、続き物はお控えいただきたい！次号が待てない！愛されているし幸せなお話なのにムズムズする！どうしたものか！

2019/03/28

南国の小島に建つ娼館「シャングリラ」を舞台にした、ワケあり純正ノンケ×奔放な男娼の楽園アダルトラブ。
続き物です。

いつものｾﾝｾらしく、異国情緒たっぷりでまるで海外の映画を観ているような錯覚になり、引き込まれました。
まず、表紙ですよね。ガン見レベル。
エロティックなんだけど今まで見た事がない構図に美しい色使い。エキゾティックな雰囲気が全裸のフィーをさらに色っぽく彩っててたまらないです…
エロいのに、レジでむしろ堂々と見せつけたい超高品質。

「絶対に恋に堕ちないこと」がルールの娼館でめぐり逢ったアポロとフィーがこれからどんな関係を築いていくのか、期待せずにはいられません。
特にアポロは、シャングリラには似つかわしくない朴訥さで、サービス精神もチャラさもなく、背負ってるものも重そうで影のあるオトコで馴染めるのかと心配させられました。
でも、ノンケ男の優しさがフィーにはじわじわきてるみたいで、二人がどうなるのかめちゃ気になります。

娼館ものというと痛いストーリーが定番だけど、この作品は南国の雰囲気満点で、隠微な中にも自由気ままな性があふれていて、新鮮な気持ちで物語の世界観に浸ることができました。
男娼との関係が軽くて粋な遊びとして存在している中で、寡黙でちょっと重たいアポロがどんな影響を与えていくのかと想像すると萌えます。

試乗夫かと思ったら、試情夫だった…ww
新しい職種？で興味津々です！
「Day time」のフィーが可愛くってキュンキュンしました。次回が楽しみです。プリーズ!!