あまんちゅ!(14) の商品レビュー
ちょっと積ん読になってたのを崩したけど、良い感じにタイムリーなタイミングで読めたなー、と思ったら、去年発刊でしたか……。 あかん。 人生好事魔多し。 脚折るのはアカンで。
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別れと出会いが交錯する第14巻。二宮姉弟との別れに始まり、新入部員加入まで 二宮姉弟卒業編では「見送る方と見送られる方、絶対見送る方が寂しい」という台詞がこの話を上手い具合に彩っている 冒頭で正先輩を見送る二宮姉弟の回想が描かれ、その後に二宮姉弟を見送るぴかり達の様子が描かれる...
別れと出会いが交錯する第14巻。二宮姉弟との別れに始まり、新入部員加入まで 二宮姉弟卒業編では「見送る方と見送られる方、絶対見送る方が寂しい」という台詞がこの話を上手い具合に彩っている 冒頭で正先輩を見送る二宮姉弟の回想が描かれ、その後に二宮姉弟を見送るぴかり達の様子が描かれる。本編においては二宮姉弟は見送られる方だから、そこで体感するのは自分達を見送ってくれる後輩たちの優しさ。そこでは寂しさよりも嬉しさの方が勝ってしまう。だから見送る方が寂しくなる けれど、その見送る見送られる関係が先輩後輩だけでなく二宮姉弟間でも発生している点は印象的。誠が上京するために離れ離れとなる二宮姉弟。そこでは愛は見送る方で誠は見送られる方となってしまう だから、校門でぴかり達に見送られる際の二宮姉弟は気持ちのいい笑顔であり、後輩たちは泣く寸前。引っ越し前夜の二宮邸で愛は涙をこぼし、誠は兄のような表情 大きな環境変化を前にしてそれぞれの心情がよく描かれたエピソードだったように思えた 第82話から始まるのは新しくダイビング部に加入する新入生の話。いきなり新入生二人の顔見せをするとは思わなかったよ。というか、二人共かなりキャラが濃いなぁ 紅葉はぱっと見普通の子でモノローグにも癖はない。ただし、相手を睨むときの目つきが非常に恐ろしい(笑)。また、桜を守るナイトのような振る舞いをするくせにちょくちょくポンコツっぷりが浮き出てくるのは面白い 桜はアームの付いた何かをいじる眼帯少女とファーストインパクトがぶっ飛んでいるものの、一旦潜れば海の美しさに夢中になる様子が見えてくる。また、口数が少ないものの言動自体は普通の子。いつもアーム見えてるのはやっぱりインパクト強いけど 紅葉も桜も一癖強いキャラでは有るけれど、良いバディになることがありありと見えてくる組み合わせ そんな新入部員がやってくる中でぴかりはとんでもないことをしてしまったねぇ…… 運動部もので大怪我って本当にアウトな状態だと思うんだけど、その大怪我が完全に自業自得であるのはフォローのしようがないよ…… 落ち込んだてこを元気づけるという動機は素晴らしいものの、その為に無茶なジャンプをして全治3ヶ月て…… 第一巻の頃は何とか出来た行為が今は怪我のもとに。何だか妙な方向で時間経過を感じさせる描写になったね ぴかりの不調に対してこころとことり達はそれぞれの遣り方で支えようとする 前巻の告白からぴかりの将来の旦那さん(!)としての自覚を持ったこころ。ぴかりの方はどうやら子供への一時的な対応だったぽいけど、それでもこころの自覚が変わるには充分。階段から滑り落ちそうなぴかりを支えた時のこころはぴかりに相応しい男の顔をしていたように思えたよ そしてことりとこだまが新入部員獲得に向けて動き出す第85話。これまでは後輩として世話される側だった二人、新入部員が入ってくるなら二人は世話する方に回る 今回は元からダイビング部に加入するつもりだった紅葉と桜を勧誘しただけに終わったけど、無事に『先輩』として1つ目の仕事をやりきれたようだね 新しくダイビング部が今後どのようなダイビングをすることになるのか楽しみだなぁ まあ、兎にも角にもぴかりはその足を治さなければいけないのだけど
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〉ふわふわくるくる 〉可憐に 回り回るよ 花ぐるま 〉ひとつの物語が終わり 〉また新たな物語が始まる 〉そう――私達には物語の流れを止めることは出来ない 〉どの花びらも立ち止まることなく向かうべき場所へ 〉在るべき場所へと歩みを進めていく… ゆるふわダイビング漫画、卒業と入学・...
〉ふわふわくるくる 〉可憐に 回り回るよ 花ぐるま 〉ひとつの物語が終わり 〉また新たな物語が始まる 〉そう――私達には物語の流れを止めることは出来ない 〉どの花びらも立ち止まることなく向かうべき場所へ 〉在るべき場所へと歩みを進めていく… ゆるふわダイビング漫画、卒業と入学・新たな出会い編。 受け継がれていく物語、いいよ! 新入生はなかなかいい味出してます。 「……ならばっ!せめてもの抵抗です」
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春は出会いと別れの季節、とはよく言われる言葉であります。そのまんまの14巻です。 気づけば、てこ&ぴかりコンビも高校3年生かぁ。なんだかサザエさん方式かと勝手に思っていたけど、時間は進んでいるのだよなぁ。その気づきがあるから、姉ちゃんの「今」を大切に思って涙する気持ちが刺...
春は出会いと別れの季節、とはよく言われる言葉であります。そのまんまの14巻です。 気づけば、てこ&ぴかりコンビも高校3年生かぁ。なんだかサザエさん方式かと勝手に思っていたけど、時間は進んでいるのだよなぁ。その気づきがあるから、姉ちゃんの「今」を大切に思って涙する気持ちが刺さります。さばさばしてるかと思いきや、案外おセンチな女の子なんだよなぁ。 流れてゆく時間には逆らえない。だからこそ、「今」を楽しむんだ、というのが作品の骨子かな、と思うのです。同時に、「今」の輝きを残しておくことも大事であると。押し花を作ることは、その時の記憶を保存しておけるアイテム作り。てこが写真撮りたがるのも、その一つの現れか。 転校当初は過去にすがるための写真が、今では未来への贈り物になっているのは、大切な「今」の連続が過去も未来も作っていると感じているからでしょう。 新入部員も入って新たな、そして高校最後の1年間が始まります。 といった矢先に、ぴかりさん骨折&靭帯やらかす。 こぉの、あーんぽーんたーん。
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