白衣の叔母 淫ら巡回 の商品レビュー

浅見馨(著者)

叔母と息子・母と叔父の組合せが妙味な作品の再販

[ＤＳＫ]

マドンナメイト文庫より２００６年に発売された『叔母はナース』を改題した再販作品。加筆・修正の有無は不明だが、作者が気になっていた、チャンスがあれば変えたかった部分があったのであれば、何かしらの手は加えられているかもしれない。

この作者が活動中に上梓された作品は１１を数えるが、その多くが二見文庫より再販されており、本作はその第８弾にあたる。残りの３作品も再販されるのかどうか気になるところでもある。

タイトルにあるように本作のメインヒロインは叔母。これに甥っ子たる主人公が関係を結ぶ本線に加えて、叔母の夫（主人公の義理の叔父）と主人公の母（叔母の姉）が妙味のある形で関わってくる。誘惑路線を基本としつつ寝取られや寝取りを要素を絡めて主人公が叔母に迫るテイストを盛り込んだ展開は淫猥度が高い。ほぼ全編が病院内というシチュエーションの良さもある。