数学スキャンダル の商品レビュー

テオニ・パパス(著者),熊原啓作(訳者)

2019/07/18

様々な数学者のエピソードが、短くも面白く、史実に沿って書かれている。今まで他の本を読んで知っていたことも、フィクションとして臨場感のある書き方でさらに数学者の人となりが鮮明になったような気がする。また、名前しか知らなかった何人かの数学者については、新たなエピソードを知ることができた。「数学者個人の生き方」「時代背景」「周りの人たちとの関係」など興味深く読むことができた。