僕の永遠を全部あげる の商品レビュー
表紙に惹かれ、読んでみた。 情景、心情描写がとても上手いと感じた。 ストーリー的には、読んでいけば分かる話の流れで少し物足りなかった。
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本当にどう言葉にしていいか分からないほどいい作品でした。 表紙買いをして読んでみましたが、とても読みやすかったです。こういった本って良くも悪くもバッドエンドが多いイメージですが、ハッピーエンドでよかったな、、こういう作品もいいなと感じました。
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表紙が綺麗すぎて一目惚れしました。 千花と留生が幸せになれそうで本当に良かったです! それと、「君が生きてさえいればそれだけで幸せだって、そう思ってる人間が、この世界に確かにいるってことをどうか忘れないで。」という留生の言葉が心に刺さりました。私にも生きているだけで幸せだと思ってくれるような人がいてくれたら嬉しいです。
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ハッピーエンドで良かった。主人公の暮らしには胸が痛くなり…彼との出会いから少しづつ変わっていって、彼も救われて良かった。内容が気になりすぎて一気読みしてしまった。最後にあった、作品に関して作者が語っていたのだけど、教師も経験してる作者だからこそこういうメッセージが送れるんだなぁと...
ハッピーエンドで良かった。主人公の暮らしには胸が痛くなり…彼との出会いから少しづつ変わっていって、彼も救われて良かった。内容が気になりすぎて一気読みしてしまった。最後にあった、作品に関して作者が語っていたのだけど、教師も経験してる作者だからこそこういうメッセージが送れるんだなぁと感じた。『自分のために生きていい』学生の頃の私に伝えたい…
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今まで読んだ本の中で1番好きな本です。 最近、辛いな。とか 生きるの疲れちゃったな。って人に 読んでほしいです。 自分が辛かった時、この本を何周もしました。 刺さる人にはとても刺さります。
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退屈な話かと思ったら、よく考えられて作られている小説だった。 読んでよかったな、と思えた。 ↓すごくはっとさせられた箇所。 「もしも、たとえ本当に誰からも必要とされてないとしても、生きてていいんだよ。 なんの役にも立たなくても、 例えば世界中の人間から嫌われていても、一日中誰とも話さなくても、 天涯孤独の人でも、親にさえ愛されてない子でも、自分がいてもいなくても何にも変わらないとしても、死んだって誰にも悲しんでくれないとしても、生きてていい。」 「だって人は、誰かの役に立ったり誰かを喜ばせるために生きてるわけじゃない。 自分のために生きてるんだ。 その上で誰かの役に立つことがあるかもしれないけど、 まずは自分のために生きてるんだよ」 「人は、たとえ存在価値がなくたって、誰にも求められなくたって、 生きていていい。だって存在価値は他人から与えられるものだけど、生きる意味は自分の中から湧き上がってくるものだよ。 君が生きる意味を人に認めてもらう必要はない。生きていくのに許可なんて必要ない 」 「僕は「悲しむ人がいるから命は大切」なんて思わないよ。 悲しむ人がいない天涯孤独な人の命だって、どう考えたって大事でしょう。 あの人には家族も恋人も友達もいないから死んでもいい、なんていう人がいたら、おかしいと思うでしょう。」 「僕は「生きる意味」なんてものは別にないと思ってるけど、 もしそういうものがあるとしたら生まれた瞬間から誰もが持ってるんだと思うよ。 この世に生まれたと同時にそこにその人の居場所が生まれて、生きる意味が与えられる。 居場所も意味も、 どんなことが起こってもどんな変化が訪れても、誰からも奪われることはない。 生きているってことは、そのまま、生きていていいってことだ」 「きみは本当に、本当に死にたいの?なんで死にたいと思ったの?」 「もし死にたいと思ってるとしたら、それは本当に「自分で自分のために」死にたいっていう気持ちだった?」 「もし、自分の人生を生ききって、もう充分だと思ったとか、やりたいことは全てやって人生の目的を達成した、もう未練はないって言い切れるから死にたいって言うなら、自分で自分の人生に幕を降ろしたっていいと思うよ。 だけど、そうじゃなくて、他人から見て生きる意味がないとか、存在価値がないとか、他人から必要とされないとか他人の役に立たないよとか、そういう他人からの評価の中で死にたいと思ったのなら、そんなにもったいないことはないと思うんだ。君自身に何か生きる目的や、やりたいことがあるなら、生きていていいに決まってる。君はまだ生きていて、つまりそこに君の命の居場所がまだあるんだから」 「君が君自身で死にたいと思ってないのなら、生きていい。君が生きたいなら、生きていい。他人のことなんて気にせず生きていいんだよ」
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汐見先生らしく、本作も若者に向けたメッセージ性あふれる物語だった。 今回はファンタジー色・スピリチュアル色が強く、主人公の2人(留生と千花)は次のような背景を持っている。ただし、千花には前世の記憶が一切無い。 「数百年以上も昔、ある女性が、愛する男性を助けるために神の怒りを買い、悲惨な死を迎えた。彼女の罪はそれでも許されることはなく、何度生まれ変わろうとつらい境遇で生き、17歳の流星群の日に凄惨な死を遂げるという罰を受けることになる。それを知った男性は、愛しい彼女の罪を背負うと決意、神と次のような契約をする。彼の魂は前世の記憶を持ったまま生まれ変わる。転生するたび、彼女の生まれ変わりを探し出し、死を約束された日までに救えれば、彼の願いは叶うのだ。 神は契約の証として、彼は額の傷の痕を、彼女は罪の証としてあるいは探す手がかりとして、火傷を負った場所にあざを持って生まれることになる。」 千花は4人家族。普段は無口で酒を飲んでは怒鳴り散らしてばかりの父親・夫に服従し千花に八つ当たりする母親・成績優秀で外見にも恵まれた姉(実は両親に幻滅していて、千花のよい味方になる。)両親は姉ばかりを可愛がり、千花のことを自分の恥だとまで罵ることもあった。 千花には生まれつき右頬に目立つあざがあるため、常にうつむき、空気以下の存在(なぜなら、自分が誰かにとって必要な存在ではないと感じて)として、学校でも家でも息をひそめて暮らしていた。 そんな彼女を見つけ出し、同じ学校に転入する留生。偶然同じクラスになれた千花は、彼との時間を優しく穏やかでどこか心許なく感じていたが・・・ 千花を期日までに救うことができた留生は、神様との契約通り、彼女の代わりに罰を受けるため姿を消してしまう。だから、今度は彼女が彼を探す。ようやく再会してからの留生の言葉を引用させていただく。 「君は、生きていいんだよ」 「もしも、たとえ本当に誰からも必要とされないとしても、生きていいんだよ。なんの役に立たなくても、例えば世界中の人間から嫌われていても、一日中誰とも話さなくても、天涯孤独の人でも、親にさえ愛されてない子でも、自分がいてもいなくても何にも変わらないとしても、死んだって誰も悲しんでくれないとしても、生きていていい」 「だって人は、誰かの役に立ったり誰かを喜ばせるために生きてるわけじゃない。自分のために生きてるんだ。その上で誰かの役に立つこともあるかもしれないけど、まずは自分のために生きてるんだよ」 「人は、たとえ存在価値がなくたって、誰にも求められなくたって、生きてていい。だって存在価値は他人から与えられるものだけど、生きる意味は自分の中から湧き上がってくるものだよ。君が生きる意味を人に認めてもらう必要はない。生きていくのに許可なんて必要ない」 ..................... 毒親育ちの人や、自分に自信が持てない人の心には間違いなく刺さるメッセージ。とても説得力があると思った。汐見先生、今回もありがとうございます! 若い子たちが、まずは自分の命を、そして魂を大切に生きてくれることを私も心から祈ります。
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この作家の作品を読むのは、これで4作品目。 非情に表現力に長けた作家だと思う。 それだけに、今回のシナリオは、ちょっと重かった。 テーマとしては素晴らしいのだが内容が重く感じられた。
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最初は読んでて辛かった。でも留生が現れて少しずつ変わっていく生活や性格。千花の勇気や強さをすごいと思った。何百年も前から続いていた恋のお話。最後は二人が幸せで良かった。心が温かくなった。
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家族からもクラスメイトからもぞんざいに扱われ、生きる意味を見失っている少女(千花)。全てに絶望していたある雨の降る夜、不思議な少年(留生)が現れ傘を差し出してくれた。 人と関わることを極度に恐れる千花に寄り添い、彼女の心をその優しさで癒していく留生。 しかし、2人の出会いは偶然ではない。2人は、長い年月を経た、悲劇的な宿命を背負っていた。 読み終えた後はきっと泣く。そんな切ない青春小説。
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