百鬼園戦後日記(Ⅲ) の商品レビュー
自宅へ客を招き九晩かけて還暦を祝う。昭和二十三年六月一日〜二十四年十二月三十一日まで。索引付。〈巻末エッセイ〉平山三郎・中村武志〈解説〉佐伯泰英
Posted by
戦後日記、完結。 百閒先生の日常。日々の天気とお酒のこと。 家にやってくる編集者の仕事の依頼を「ことわる」。別の日には、原稿を書く。 しかし、毎日毎日、よくお酒を飲むなぁ、と。
Posted by
『百鬼園戦後日記』も第3巻をもって完結。 この『戦後日記』の間中、百鬼園先生は、原稿の依頼は断るくせに借金の相談はし、版元からは稿料や印税の前借りをし、毎日のように呑んでいるという生活を送っていた。『内田百閒』でなければとっくに訴えられて破産しているだろうw しかし、周りの人間が...
『百鬼園戦後日記』も第3巻をもって完結。 この『戦後日記』の間中、百鬼園先生は、原稿の依頼は断るくせに借金の相談はし、版元からは稿料や印税の前借りをし、毎日のように呑んでいるという生活を送っていた。『内田百閒』でなければとっくに訴えられて破産しているだろうw しかし、周りの人間が、何となく百鬼園先生を受け入れてしまうのも解るような気がする。色々と大らかな時代だったのも理由のひとつだろうが、なんやかんや言って、内田百閒の最高傑作は本人なのだ。それが解っていれば、ついカネを出してしまうよなぁ……。
Posted by
- 1