掃除で心は磨けるのか の商品レビュー
2024.7.21 自分が正しい 心が育つとは 世界はやっていない。 人権侵害 同調圧力 姿勢 多様性 やるが正義、やらないは悪
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で、磨けんのか、どうなの。 なんだ、アベガーだよ。朝日の記者かよ。 道徳教育を、「戦前の戦争に向かう」日本を「取り戻す」自分より国に尽くす人間を作るための動きだと決めつける。 戦後教育、共産教育、反日教育が剥がれていくのが怖くてしょうがない。 好きな人どうぞ。 私はいらない。
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今の40歳以上の人であれば、どこかで掃除や道具を丁寧に扱うことで「心を整える」「心を育てる」ことにつながる、といった思考を持っていることが多いと思います。 確かにそういう一面もあるかもしれません。否定することは難しいと思います。 しかし、「掃除をすること」と、「心が整い、育ち、...
今の40歳以上の人であれば、どこかで掃除や道具を丁寧に扱うことで「心を整える」「心を育てる」ことにつながる、といった思考を持っていることが多いと思います。 確かにそういう一面もあるかもしれません。否定することは難しいと思います。 しかし、「掃除をすること」と、「心が整い、育ち、磨かれる」ことを繋ぐためには、そもそも「心が整う」とか「心が磨かれる」とはどういうことなのかを定義する必要があるはずです。ところがその定義は、ありません。 あるとすれば、師匠なり上司なり、世間様なり、自分以外の誰かが自分を評する際に「精神面の成長が見える」といってもらえるようになることくらいだと思います。 掃除そのものは行為の一つであって、食べたり飲んだり寝たり運動したり、そういった行為の中でとりわけ掃除だけが心を育てることはないのではないかと思います。 このようなことを普段から感じている人に、本書はおすすめです。 最近の教育、特に学校教育の中で「教育を取り戻す」とか「教育を再生する」といった文脈で出てくる「心」とか「意欲」を育て方の問題点が、とてもよくわかるはずです。 当の子どもたちは、心配するほど偏向してはいないかもしれません。でも、今の道徳の教科書で取り上げている内容は大人が首を傾げるに十分だと思います。 小学生のお子さんをもつ方は、ぜひ一度、「道徳の授業でどんなことやってる?教科書を持って帰って話してみてくれる」と聞くことをお勧めします。
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これはひどい。 清掃活動について触れたのは第一章の約10Pほど。その効果検証がどうなのかも、詳しく記述されることなく 「具体的な効果検証はされてない」と触れて終わり。 その後、学校と道徳、教育と道徳といった、おそらく本書が問いかけたかったテーマのみが語られる。 副題の「いま、学校で起きている奇妙なこと」の方だ。もちろん、このテーマ自体には議論の価値はあると思うが、 それならそう打ち出せばいい。 ビジネスや教育で清掃が取り入れる現場があるなかで、どこまで効果があってどう改善する、撤廃するなど真面目に考えたい読者もいるはず。 私にとってはこのタイトルは詐欺的な「釣り行為」に近い。残念だ。 と、上記amazonレビューに書いてしまった…。だってすごく釣られた気分だったのだもの。
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いま、学校で起きている奇妙なこと https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480016805/
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3章くらいまでは事例もあり面白かったが、教科書の採択の話などは、私の興味関心が向かないせいか、ちょっと読むのがしんどくなり断念。
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タイトルが深い!面白そう!と思って手に取ってしまうが、残念ながら、取材が浅い。もっと踏み込んで欲しかった。最初から、掃除は無意味、って前提にして議論している傾向にある。もうちょっと中立な立場で書いてほしいな。一風変わった掃除教育をやってる学校を列挙しただけの感じになっちゃってる。
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自問清掃をしている学校に勤務していたことがある。初年度は「自問清掃を自問する」などという資料を職場に配付して,疑問を呈していたが,なにしろ町を挙げて行っているので,学校独自でなかなかやめられない。静かに清掃をしていることで心が磨けるのかといえば,NOである。その学校の子どもたちは,他の学校の子よりも素晴らしいというよりも,その逆だったから。 本書は,そんな枝葉末節なことについて書かれているわけではない。 静かに掃除をすることも,朝ごはんを食べることも,ちゃんと宿題をすることも,親を大切にすることも,郷土愛を持つことも,全部,大切なことなのだ。だれも反対できない。が,しかし,そういうことを「国がシモジモに指示するように言ってきたらどうなるのか」…それを問題視する。 最近,学校で起きている〈ちょっと違和感のあること〉の根底を見ると,見事につながってくる。根底にある,戦前回帰の流れ=日本会議の存在。 〈子どもたちの自己実現を目指す〉という視点よりも,〈これからの社会を維持していくための人材〉としてしか見ていない国家の教育観。新自由主義史観の行く末が垣間見えるようで恐ろしい。 今,現場は大変疲れている。物が言えない教師が増えている。主体性のない教師に垂れ流しのように指導される子どもたち。どんな大人になっていくのだろう。 著者は「あとがき」で次のようにいう。 「国家」「公共」「社会」ありきで,その枠に適応する人材育成のための教育が支配的になっていくと,こうした枠組みそのものの問題点を指摘できる「人材」は育ってこない。/自分の頭で考えて,ものを言う人たちがいなくなれば,戦前の日本のように,いつの間にか国民全体が同じ方向に流されてしまうかもしれない。/本書が,立ち止まって考えるきっかけになればと願う。 ぜひ,読んで見て下さい。いろんなものがつながっていることが分かります。そして,こちらは,バラバラにされていることも…。
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