長田弘詩集 新装版 の商品レビュー
最初の質問であ、これは素敵なものに出会ったと感じた。何回でも読み返したくなる。手元にずっと置いておく本は少ないけど、これは読み始めてすぐにずっと置いておくんやろなあと思った。 梟書茶房で中身も分からずに購入。誰かにあげたくなる★★★★な理由が分かりました。
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新装版が出ていたことに最近気づきました。 ほとんどの詩が既読でしたが、巻末の池井昌樹さんの解説と角田光代さんのエッセイだけでも読みごたえがたっぷりあり(ページ数も20ページくらいあります)そのために読んでも損はない一冊だと思います。 「最初の質問」「おおきな木」「散歩」「あのと...
新装版が出ていたことに最近気づきました。 ほとんどの詩が既読でしたが、巻末の池井昌樹さんの解説と角田光代さんのエッセイだけでも読みごたえがたっぷりあり(ページ数も20ページくらいあります)そのために読んでも損はない一冊だと思います。 「最初の質問」「おおきな木」「散歩」「あのときかもしれない」などのおなじみの詩の考えさせられる奥深い言葉たち。 そして楽しい一篇一篇の物語たち。 よく観察された風景。 生活力に満ち溢れた食べ物の数々のパレード。 ここはブクログなので、とっても美味しそうな食べ物でできた本の詩をひとつ紹介します。 ファンの方には、お馴染みの詩だと思います。 「キャラメルクリームの作り方」 用意するもの、 コンデンスミルク一缶と アガサ・クリスティー一冊。 ミルクの缶は蓋を開けずに 鍋に入れて、かぶるくらい水を差す。 そのまま火にかけて、文庫本を開く。 こころおどる殺人事件。 アンドーヴァーで最初の殺人。 犯人不明。手掛かりはなし。 ベクスヒル海岸で、チャーストンで 謎の殺人が次々とつづく。 第四の殺人のまえに、差し湯する。 湯のなかにかならず 缶が沈んでいるようにする。 ポワロ氏が髭をひねって微笑する。 「誰が何をいうと思う?ヘイスティングス、 嘘さ。 探偵は嘘によって真実を知るのさ」 急転、事件が解決したら 缶をとりだす。 十分にさましてから開ける。 すると! 缶のコンデンスミルクが 見事なキャラメルクリームに変わっている。 ABCのビスケットに キャラメルクリーム。 アガサ伯母さんの味だ。
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私は、ことばを信じています。 言葉への愛を感じる本でした。 長田さんは、どんな人間やったんやろう。 聴いてみたい、あなたは、どんな人間?
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