妻の姉は豊満熟女 の商品レビュー
お堅い女史が解き放った女の本懐
弱みを握られたヒロインが主人公から迫られる展開は、望まない相手に悔しくも昂らされてしまう淫猥さが興奮を誘うものであり、ヒロインと主人公の関係性によって背徳や興奮の度合いが増すものと言えよう。本作では妻の姉(義姉)38歳。親族ではあるものの生真面目な堅物のため苦手な存在である義姉と...
弱みを握られたヒロインが主人公から迫られる展開は、望まない相手に悔しくも昂らされてしまう淫猥さが興奮を誘うものであり、ヒロインと主人公の関係性によって背徳や興奮の度合いが増すものと言えよう。本作では妻の姉(義姉)38歳。親族ではあるものの生真面目な堅物のため苦手な存在である義姉との共同生活で思わぬ秘密を知り、これによって距離がぐっと縮まる37歳の主人公。しかし、義姉が抱えていた秘密は別のところにあったという捻りの利いた設定が妙味のある結末を導いた作品である。 26歳の妻との夜の営みを織り交ぜつつ、お堅いだけではない義姉の、実は疼きもある熟れたオンナであることが序盤を中心に描かれている。主人公の迫りに抗い切れない、後には昂り極まって自ら求めてしまう刹那の痴態を描くための導入とも言える。 弱みを握られて以降は、妻不在時の脱衣場で迫られ、妻在宅時のキッチンでも迫られ、職場でも迫られる義姉。そんな変化のあるシチュエーションで描かれる官能面は総じて興奮度が高い。また、お尻にも興味津々の主人公は虎視眈々と狙っており、緊縛や露出といったプレイから遂には貫き、玩具との2穴プレイにも高じている。妻に内緒の義姉調教を謳歌し、調子に乗っている主人公であり、磨きのかかった義姉は妖艶さを増していく。ただし、オンナとして変化を遂げるにつれ、得難いものの存在にも気づいていく義姉である。 そして、最後の段になって義姉は受け身一方の形成を逆転する決定的なカードを切る。地味で初心な、男嫌いの堅物になってしまった義姉の過去には因縁の理由があり、そもそもそんな姿は主人公の前だけだったのである。 あくまでも自らの快楽と達成感をベースに義姉を快楽の虜にしようとした主人公に対して義姉の女としての本懐は違うところあり、このズレもまた逆転の結末に繋がっている。これまで楽しみに楽しんだ主人公には相応の、ちょっとした可愛げのある因果応報を与えた幕引きは肩透かしかもしれないが、オンナを上げ、男嫌いをも克服し、自信を得た1人の女として華麗に羽ばたこうとする義姉にはエールを送りたい心境である。
DSK
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