観光亡国論 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> はじめに 第1章 テッィピング・ポイント~「立国」が「亡国」になるとき 第2章 宿泊 第3章 オーバーキャパシティ 第4章 交通・公共工事 第5章 マナー 第6章 文化 第7章 理念 おわりに <内容> 40年来、日本で日本文化を研究し、徳島県の祖谷の古民家や京都の古い町家を改造して、宿泊施設を作り、運営している著者の本。彼の視点は、日本を客観的に見れるし、実際に高度成長期で固まってしまった(成功体験にしがみ付いている)日本人と渡り合ってきた経験値で語られているので、適確だと思う。また出されている提案も、無難なものが多く「規制緩和」と「古い固定観念」を崩せれば、すぐに実現で来るだろう。ただ日本人のこの「古い固定観念」を崩すのは難関だろう。コンクリート賛美、ハコモノ行政、法の規制などなど。若い者たちが海外から日本を見て、発想の転換をしてほしい。
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