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叛骨 最後の極道・竹中武 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/05/31

中には、筋の通った格好良い極道もいる。 …という想像のもとで、時と場合により、あるいは視点の違いにより、良かったり悪かったり、というのが本当のところではないか、とは思う。 何を一番大事にして生きるか、という問題は人それぞれで、許容範囲というものはあるにせよ、そこに人生観があらわれ...

中には、筋の通った格好良い極道もいる。 …という想像のもとで、時と場合により、あるいは視点の違いにより、良かったり悪かったり、というのが本当のところではないか、とは思う。 何を一番大事にして生きるか、という問題は人それぞれで、許容範囲というものはあるにせよ、そこに人生観があらわれる。 ノンフィクションとしては、最後の方は特にまとまりがない印象で、完成度という点では、今一つではあった。

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2019/03/30

暴力団は押し並べて、社会のクズだ。が、なかには、砂浜で探す一粒の金砂のように、本物の侠がいたことは事実であろう。本書を読めば、それがよくわかる。 現代にこのような侠たちが実在したことは、奇蹟ともいえる事象かもしれない。 奇蹟が素晴らしいのは、それが人知を超えた天祐であるからではな...

暴力団は押し並べて、社会のクズだ。が、なかには、砂浜で探す一粒の金砂のように、本物の侠がいたことは事実であろう。本書を読めば、それがよくわかる。 現代にこのような侠たちが実在したことは、奇蹟ともいえる事象かもしれない。 奇蹟が素晴らしいのは、それが人知を超えた天祐であるからではない。奇蹟は、それが稀に起こるから素晴らしいのだ。だからこそ、人は任侠に惹かれるのであろう。 解説の文章が「任侠」というものに対する認識を見事に語っていると思ったので、そのまま引用。 奇蹟だからこそ、この上ない魅力があるんでしょうな。フィクションの中にしかいないと思っていたけどなぁ。

Posted byブクログ