復興と民話 の商品レビュー

石井正己(編者),やまもと民話の会(編者)

2019/05/31

民話を語り継ぐということは
私たちの祖先が伝えたかったメッセージを受け継ぐことであり
また、世代間、あるいは他者との大事なコミュニケーションでもあり、近年忘れてしまった話をもう一度見直す動きなどがあり、とても大事な事だと認識していたつもりであった。
この本には宮城県山元町のやまもと民話の会の方々の活動や数々の民話を紹介すると共に、東日本大震災の経験を受け継ぐ様子も紹介されている。
そして、受け継ぐということがどれだけ身を切り、重い作業であるか、ということ。
そして民話はその思いをとても暖かく包み込んでくれるということ。
大変重く受け止めた。

坂元子ども神楽
中浜小学校、坂元小学校の統合により、坂元神楽、中浜神楽の保存会に方々が両方の特徴を一つにした舞を創ったとのこと。
今までの神楽との違いの詳細はこの本にてはわからない。