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落日の轍 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/10/28

高杉良の企業小説。著者の緻密な取材で書き上げたあの日産の1980年頃に経営の人事や経営判断にまで口を挟んだ天皇と呼ばれた労働組合の塩路委員長と社長との対立抗争の物語り。 これが事実なら労組の暴走を止められない企業体質に驚きを禁じ得ません。こんな歴史が続いた会社だとは❗️どうしても...

高杉良の企業小説。著者の緻密な取材で書き上げたあの日産の1980年頃に経営の人事や経営判断にまで口を挟んだ天皇と呼ばれた労働組合の塩路委員長と社長との対立抗争の物語り。 これが事実なら労組の暴走を止められない企業体質に驚きを禁じ得ません。こんな歴史が続いた会社だとは❗️どうしてもゴーン事件と繋いで考えてしまいます。

Posted byブクログ

2021/03/08

日産自動車のノンフィクションである。ゴーンのような独裁的な社長を生み出した日産自動車のような大企業の病巣に切り込んだ実録小説は初めて読んだが、なかなか勉強になる。

Posted byブクログ

2020/01/28

「労働貴族」という文庫本で読み継がれ、今回タイトルを変更して出版されたのが本書。かつて日産自動車の労働組合会長として十数年君臨し、天皇とも揶揄された塩路一郎。日産には独裁を許す企業風土が脈々と息づいていることを思わせる。

Posted byブクログ

2019/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日産自動車が英国に進出するかどうかを労働組合の動きと合わせて書かれており、労働組合がある会社にとっては参考になるかもしれない一冊

Posted byブクログ

2019/05/14

ゴーンによる会社の私物化がどうして起きるのか。 理解に苦しむヘンな会社の日産が、30年以上前にも労働組合トップによる私物化がなされていた。 原題「労働貴族」。 銀座で飲み、子会社名義のフェアレディZに乗り、佐島マリーナでヨットに乗る組合委員長による横やりで、日産の英国工場進出計...

ゴーンによる会社の私物化がどうして起きるのか。 理解に苦しむヘンな会社の日産が、30年以上前にも労働組合トップによる私物化がなされていた。 原題「労働貴族」。 銀座で飲み、子会社名義のフェアレディZに乗り、佐島マリーナでヨットに乗る組合委員長による横やりで、日産の英国工場進出計画がすったもんだする経緯が書かれている。 基本的に面白くない本なので、塩路氏の主張部分は読み飛ばし。 学生時代、土曜のランチを何度も奢ってくださったNHK解説委員時代の大山さんが軽く登場。懐かしかった。

Posted byブクログ