“複雑なタイトルをここに" の商品レビュー
オフ・ホワイト、ルイ・ヴィトンのデザイナーだったヴァージル・アブローがクリエイティブについて語る。 一般的なアプリを駆使する。 自分の出自とデザインをからめる。物語を語れるように。 人は似たような人と、つまりすぐれたクリエイターはすぐれたクリエイターと引き寄せあう。 常に思考する...
オフ・ホワイト、ルイ・ヴィトンのデザイナーだったヴァージル・アブローがクリエイティブについて語る。 一般的なアプリを駆使する。 自分の出自とデザインをからめる。物語を語れるように。 人は似たような人と、つまりすぐれたクリエイターはすぐれたクリエイターと引き寄せあう。 常に思考する。アンテナを張る。 「why」と問いつづける。
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アブローの逝去をきっかけに興味を持っていたことから 図書館本、新書サイズ 右ページに講義、左ページにスライドの構成で短いので30分くらいで読める。短い中にアブローが最近やったプロジェクトの動機と影響を受けたものが簡潔に書かれる。バックグラウンドや作品に直結しない哲学については触...
アブローの逝去をきっかけに興味を持っていたことから 図書館本、新書サイズ 右ページに講義、左ページにスライドの構成で短いので30分くらいで読める。短い中にアブローが最近やったプロジェクトの動機と影響を受けたものが簡潔に書かれる。バックグラウンドや作品に直結しない哲学については触れられていないのでもう少し調べたいな。 ストリートファッションの人。 服も物も溢れて大量に捨てられる時代に物を作る意味を考える。「椅子がこれ以上必要か?」ということを示したくて椅子を再考するデザインとして既存の椅子に一つ付け加えるだけの作品を発表する。椅子はどう考えてももういらない…リメイク屋さんがほしい 金持ちコレクターも学生も同じように欲しがる、手の届く作品を作る、っていいな。格差がある部分とは違う基準で人々が話せるテーマを作るべきだと思う。それは愛だったり音楽だったりしたけどそこでも分断が生まれたら次を作る。 挙げられた7つのデザイン言語について、共感できないところもあるが、"work in progress"に見せるべきものが宿るのは頷けた。"複雑なタイトルをここに”はタイトル考え中に出たワードかもしれないけど、これがあれば、一言で言い切るより長ったらしいものがほしかったんだなとは読み取れるし、最後に"yourself here"と持ってきたことでオチ回収になった。山下陽光「途中でやめる」 「完成、ここまで」って決められる人がデザイナー。 とにかくやるしかないだけ、 作って発表した後に自分のデザイン言語が見出される。
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Millenniumparadeのメンバーの1人がお勧めしていたので購読。 内容は面白かったけど、所々の固有名詞が分かりませんでした。。。 もう少し歳を重ねた時にもう一度読み返してみよう。
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一読していまいちピンとこなかったのですが何回か読んでみようと思います。ヴァージルが「エートス」という言葉を連発する箇所があるのですが、初読時には語義を引いてもこの「エートス」の指すところがいまいちつかめずもやっとしてました。少し時間をおいて再読してみて、日常語だと「思想」とか「哲...
一読していまいちピンとこなかったのですが何回か読んでみようと思います。ヴァージルが「エートス」という言葉を連発する箇所があるのですが、初読時には語義を引いてもこの「エートス」の指すところがいまいちつかめずもやっとしてました。少し時間をおいて再読してみて、日常語だと「思想」とか「哲学」に近い使用法なのかなと思いました。
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世界的デザイナーによる講義録刊行! ルイ・ヴィトンのメンズデザインにも関わるヴァージル・アブローが ハーバード大で行なった特別講義!
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※このレビューにはネタバレを含みます
ナイキのエアマックスとのコラボが記憶に新しい、また2018年のヴィトンメンズのデザイナーに抜擢されたバージルアブローによるブランド、Off- White。その発想やアイデアの源泉はどこにあるのか、ハーバード大学デザイン大学院で行われた講義を起こしたもの。 ラグジュアリー✖️ストリート=新しさであり、付加価値をワイルドでストリートなものに求める時代。彼はどんな風に垂直的な思考プロセスを経ているのだろうか。 まずは、3%だけ変えてみるというコンセプト。結局、我々は無から有を生み出すのは難しい。3%を変えてみること、その枠の中で発想する事で新しい何かが見つかる。例えばストリートウェアが建築業会における新たなコンセンサスを得ているとしたらどうか、混沌としたカルチャーをミクスチャーとしてコンテクストの中で表現してみる。そうであれば、我々にもできるような気がする。自分の原点、クローゼットを初めて整理したとか、そいう事に戻ってみる。 複雑なコンテクストにも、構造がある。構造化のプロセスは、建築の世界では当たり前だが、一般的にはそうではない。それぞれの業界や作品の作り方を、別のものに当てはめれば新しいことが生み出せるじゃないかと。ぶっ飛び系のブランドを率いているが、緻密な計算の上に成り立っているらしい。
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