セルフドリブン・チャイルド の商品レビュー

ウィリアム・スティクスラッド(著者),ネッド・ジョンソン(著者),依田卓巳(訳者)

2025/02/09

とても期待していた本で、評判どおり内容は良かったです。しかし、日本語訳があまりに直訳ばかりで読みづらかった。
半分読んだところで日本語訳のわかりづらさのために挫折し、後半は各章の「今晩すること」のみを読んだが、それすらも読んでいてイライラしてしまいました。

2025/01/15

長さにヒィヒィなりながら読んだ。
『子どもにコントロール感を持たせる。ありのままの子どもを認める。』という育児書にありがちな方針の話ながらも、『子どものより良い将来のために押さえるところは押さえる。必要な情報を提供し、子の良きコンサルになる。』という内容も書かれているところが良かった。
もっと優秀な子を持つ親向けの本かな……と思いながら開いたけど、発達障害を持つ子のエピソードもたくさんあってどんな人が読んでも参考になりそう。
すぐ実践できる内容が書かれていたのも、すぐに生活に取り込めそうで良かった。

2024/08/05

子どもは導かないとダメな道に進むという思い込みを持っていた。が、小学校高学年くらいになると理性的な判断ができるらしい。ただ、特性によっては自制が難しい子がいて、ある程度のガイドが必要とのこと。
スムーズによい学校に行くことを親は期待するけど、それだけが幸せにつながるわけではない。色んな道があって、色んな感情や特性を抱えて生きている。子どもへの敬意を持って、困ったときにはサポートできる親でいたいなと思った。そして、子どもが自分でコントロールできているとい感じはほんとに大事にしていきたい。

2023/06/11

コントロール感をもつことで、自主性が育まれる。

私の職場では自主性が尊重されているが、それを発現・習慣化することはとても難しい。
テーマが子供の教育ではあるが、活かせると思い読んでみた。

コントロール感が最重要で、
そのための具体的なテクニックやシチュエーションが豊富に書かれており実践的で良い。

以下引用

・人生をコントロールしている感覚を得て、自分のなかのやる気を引き出し、潜在的な力を最大限に活用するのをどう助けるか
・望まないことを強制するのではなく、好きなことを見つけて自分のなかのやる気を引き出す
・したくないことをしたいと、またしたいことを、したくないと思わせることはできない

★自由放任主義？ちがう。責任を負えない問題を上司が引き受けてくれるとわかっているとき、安心し、より自発的になる
　まだ準備ができていないことをしなければならないときにストレスを感じる。

★それはきみが決めることでは、本当は上司がやらせたいことを子供に決めさせることではない。
正直な子育てが信頼を生む。少しずつ、本当のコントロールを渡さなければならない。

・君がいい決断をすると信じている。最終的には自分で決めることだけれど、できるだけ最善の決定をしてほしい。だからできるだけ手助けをする。

★完璧守備の人相手には。
　自信を持って決定できるようになってほしい。けど今不安なのはわかるから喜んで決定しよう。だけどその前に、もし君が決めるとしたら最善の道はなんだと思う？

・したいはずだと言い聞かせると、他の言い方よりやる気が湧くことがおおい

・無気力イーヨー型には。
　やりたいことを見つけられるという自信が必要。自信にしかできないから。

・熱中させる。外での自主性が活かせる。

☆本人ひとりの問題ととらえない。脅かされない説明ができれば、彼らは間違いから学び前進できる

・コントロール感は、些細な出来事を大袈裟に考えることでたびたび妨げられる。
　これは大きな問題？それとも小さな問題？と自問するように聞く。

2022/10/13

私が子供の事を決めることが多かったが少しずつ子供自身で決める事が出来る様に促していこうと思った。
過干渉の親に読んでほしい本。

2022/08/29

専門性と実用性が兼用していますが、少し読みづらいと感じています。内容的には子供が学校に入ってからまた読もうと思います。

2022/07/07

脳科学の視点からの子育て。中高生の子供がいる親が読むと良さそう。我が家には早かった。

・子供は自分の頭で考えることができ、自分の力で生きたいと思っている。支援があれば自分が何をすべきか理解できる。親の仕事は子供が強く自分でいける手助けをすること。

・コントロール感（自分で物事を決めているという感覚）が大切。

・慢性的にストレスにさらされた子供の脳には、高度な機能や感情の機能を鈍らせるホルモンが溢れる。

・本人が望まないことは強制できない。

・自分で決定する余地を与えられると、人は他の状況でも責任ある行動を取るようになる。

・ラットの実験から、母親か舐めたり毛繕いを沢山している子ラットは穏やかで好奇心旺盛に育つ。世界が安全で自由に動き回って良いという感覚を母親が伝えたから。

・子供をあるがままに受け止めると敬意が伝わる。

・能力より努力や心持ちを誉める。

・好きなことに打ち込むと時間が早く過ぎ集中するがストレスは無い。没頭するには少しだけ難しいことをする。本人が集中したいことをして過ごすと他のことにも集中できるように。

2022/01/29

子どもがやりたいことをやる
失敗してもいい
　そこで人生が台無しになる訳じゃない

この本にも、子どもに限らず
人生の本質の２つが書いてありました。

親が子どもをコントロールしない
じゅうぶんな睡眠と休息
自分で決めさせる

親ができることはこのくらいのようです。

とはいえ、口出したり勝手に決めたりしちゃうので
度々読み返して戒めにしたいですが、
だいぶボリュームのある本なので簡単ではないかも～

2021/12/31

親と子どもの人生はまったく別のものだという事実をありのままに受け入れ、科学的にあきらめることの重みがわかる1冊。

2021/12/26

・必要なのはコントロール感
・親の感情はリクエストしてよい
・こどもの計画をきく
・自分で問題を解決できる能力があると信じていることを伝える