セイロン・ティーは港町の事件 の商品レビュー
ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第19弾! 町を象徴するイベントの最中に、銀行に勤める男性が矢で射られ、無惨な転落死を遂げます。 ドレイトンとともに偶然現場に居合わせ、犯人らしき人物を目撃したセオドシア。 ティーショップの経営やケータリングなど、お茶の仕事もこな...
ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第19弾! 町を象徴するイベントの最中に、銀行に勤める男性が矢で射られ、無惨な転落死を遂げます。 ドレイトンとともに偶然現場に居合わせ、犯人らしき人物を目撃したセオドシア。 ティーショップの経営やケータリングなど、お茶の仕事もこなしながら、危険と隣り合わせで調査を進めていきます。 今回も調査の過程でさまざまな危険に見舞われるセオドシアですが、周囲の人がとばっちりを食うという展開も最近は多くてちょっと心が痛みます。 そこまでしてセオドシアが事件の調査をする動機がやや弱い気がしますが、彼女のこれまでの探偵としての実績と事件に対する好奇心なのかな。 周囲の人が調査を依頼したり、あきらめかけるセオドシアを激励したりと、なぜか周りからうながされることも多いのでwin-winなのかもですね。 ミステリとしては、読者も推理しやすい構成だったと思いますが、もう少し伏線の回収をしっかりやってほしいところです。 事件が解決すると、そこでさらっと終わってしまうので、セオドシアの推理の過程やその裏付けとなるこれまでの描写をきっちりおさらいしてほしい。 どうしても事件の解決時にはアクションでまとめてしまうところがあって、セオドシアの頭の良さがあまり強調されないのが残念です。 お茶の豆知識とお茶会やティーショップの描写は相変わらずの見事さで、ほんとに癒されます。 今回は日本的な要素もたっぷり盛り込まれていて、日本人としてはうれしかった◎ 和テイストの小物のディスプレイや俳句などが、世界で認知されているというのを知るとうれしいですね! 「麦茶」が日本の伝統的なお茶として登場していたのも興味深かったです。 ◇おすすめポイント ・たくさん盛り込まれた和テイスト ・お茶のケータリングやティーショップの描写が素敵 ・忙しいセオドシアのバイタリティー ◇こんな方におすすめ! ・日本の文化が海外でどう受け止められているか知りたい ・お茶を通して世界の人とつながりたい ・忙しいけどいろいろやりたい
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相変わらずのセオドシア。 ドレイトンが調査の相棒役になってきたな。 展示ケース、開いちゃうんだ... 日本のことが結構出てきて楽しい。 いろんな種類の紅茶が飲めて、定期的に面白そうなイベントを開催してくれるティーショップが近くにあるのが羨ましい。 今回の企画も面白そうです。
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