キャプテン・マーベル の商品レビュー
キャロル・ダンヴァースがキャプテン・マーベルの名を継承したタイミングの話を映画化を機に邦訳。オリジンではないものの、オリジンへ触れながらキャロルの人物像を描く形に仕上がっている。全くの初見で映画で知ったから読んでみる〜という人向けとは言えないが、久々のキャラクターのこれまでの歴史...
キャロル・ダンヴァースがキャプテン・マーベルの名を継承したタイミングの話を映画化を機に邦訳。オリジンではないものの、オリジンへ触れながらキャロルの人物像を描く形に仕上がっている。全くの初見で映画で知ったから読んでみる〜という人向けとは言えないが、久々のキャラクターのこれまでの歴史を全部書くレベルの紹介コーナーもあるのでそういう期待をしてもいい。 まず目を引くのは墨絵のような輪郭で力強く描かれる女性たち。表紙とは全く印象が違うので驚くと思うが、これがとても良い効果を生む。タイムトラベル展開によって、さまざまな女性キャラクターをキャロルの周囲に配置する。その交流の中で描かれるキャロルが自分を見つめなおしていく構成は見事。ただその分タイムトラベルがややこしいのが難点。
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エマ・リオス描く女性が綺麗でいてタフ、すごくいい。K.S.デコニックによるタイムパラドックス・ストーリーも(急ぎ足で説明不足なきらいもあるが)凝っていて過去と現在が繋がる瞬間が感動的。
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