ビリービンとロシア絵本の黄金時代 改訂版 の商品レビュー
ビリービンの絵本は、国内だと中古でも高いことが多いので、今はこちらの解説書で我慢している。 絵本も原画も実物は未見だが、印刷技術を考えればこちらのほうが鮮明で、むしろ良かったりするのかな? 紙質が判るくらいB5判いっぱいに載っているページは参考になった。 アール・ヌーヴォーの流...
ビリービンの絵本は、国内だと中古でも高いことが多いので、今はこちらの解説書で我慢している。 絵本も原画も実物は未見だが、印刷技術を考えればこちらのほうが鮮明で、むしろ良かったりするのかな? 紙質が判るくらいB5判いっぱいに載っているページは参考になった。 アール・ヌーヴォーの流れを汲んで、ミュシャの絵を彷彿とさせるが、用途が全く異なるためビリービンの方が場面描写が細かい。 その分前者より面白みと親しみを感じて好感が持てたのかもしれない。 装飾性も劣らず、絵の外側、飾り枠や飾り文字までこだわりぬいている。 今回紹介されている絵はほんの一部なので、いつかは絵本を手に入れたい。 余談 同時代に活躍した絵本画家として紹介されているセルゲイ・マリューチンがマトリョーシカを生み出したのは初耳。 少し調べるとやはり日本の入れ子人形が元らしいが。
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