恋ひとつままならぬ の商品レビュー

和久原にこ(著者)

2019/04/29

作者さんが「恋の始まりに悶える主人公たちの短編集です」とおっしゃってたんだけど、そんな感じ。

「恋ひとつままならぬ」
マイエンジェルかわいい。清らかな心持ちで普段を過ごしていればきっとイケメンに見初められるのだと信じたくなる作品。

「たった二文字じゃ足りないくらい」
主人公の、わかってないのにわかったふりしてしまって焦るとこ、私もしちゃうからよくわかるので、無駄に感情移入して読んでしまった。井藤さんの「過去をいじらず未来で調整してください」って仕事の当たり方、すごくいいな。参考にしよう。てか井藤さん何もかもがいいな。

「恋愛防衛線のむこうがわ」
女の子慣れしてそうなイケメンと流されずに見極めたいがために上手く乗れない女子の話。このイケメンもスマートだなぁ。

「ほんとの私が恋してる」
これもかわいい話だな。きゅんとした。

「私の恋するペンギン」
この話だけ社外恋愛だな。何というか、似たような展開でこの辺で飽きてきた。かわいいんだけどね。嫌いじゃないんだけど。