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宇宙を生きる の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2022/11/17

天文学の本だと思って読み始めたら、哲学や倫理に繋がって、「学問とは」「生きるとは」のような究極の問いまでも考えさせられる本でした。

Posted byブクログ

2019/10/22

通っている京大天文教室にて著者の磯辺洋明氏が(しつこく)宣伝していて、 興味が湧いたので購入。 素人にもわかりやすく、 イラストのテイストや巻末の参考文献の記載の仕方などに 著者が純粋に知識のシェア、 もしくは天文学の啓蒙を望んでいるのが伺える。 もっともイラストはこの「入門!...

通っている京大天文教室にて著者の磯辺洋明氏が(しつこく)宣伝していて、 興味が湧いたので購入。 素人にもわかりやすく、 イラストのテイストや巻末の参考文献の記載の仕方などに 著者が純粋に知識のシェア、 もしくは天文学の啓蒙を望んでいるのが伺える。 もっともイラストはこの「入門!ガクモン」シリーズであって著者の選択ではないとは思うが。 内容は天文教室で話したこととほぼ同じ、 だけどそれはこの本に手を抜いたのではなく、 手を抜かれたのは講習の方だろうな。 と解釈するのはひねくれているだろうか。 著者が今研究しもっとも興味があることだから、 本になり、講習にもなった、と考えるのが妥当かな。 一見天文学や物理学の話かと思えば、 「宇宙を生きる」とは、 実はもっと幅ひろい。 人類や社会、 宇宙に人類が興味を持つ歴史や進出することによる人類への影響など、 宇宙と人類の関わりについての考察や記述も多い。 故に、純粋に物理的な知識を求めて読む人は肩透かしをくらってしまうかもしれない。 けれどもこういった視点で宇宙というものを扱う著書はそんなには多くないので (あっても大抵この著者が絡んでいる)、 他にあまり代わりがないユニークな本であると言えるし、 視点はとても面白い。 あるいは、 宇宙が知的好奇心(もしくは軍事的目的)だけで語られる時代が終わり、 もっと人類の生活・文化に近いものになったのかもしれない。 先にも書いた通り、参考文献の記載の仕方がすばらしい。 参考文献にきちんと全部目を通したのは初めてかもしれない(そうでもないかな)。 この中から面白そうな本を選んでAmazonで注文してみました。 もう絶版のものもあるけど。 マイナス1は、イラストかな。 アニメっぽい絵はどうも好きになれない。

Posted byブクログ