超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー の商品レビュー

石川オレオ(著者),朝霧カフカ(編者)

2024/06/30

『畜犬談』（太宰治）はコメディーと感動
『おぎん』（芥川龍之介）は対比と衝撃
でかなり好きな作品。
『人間椅子』（江戸川乱歩）の原作にはあまり馴染めなかったのだけれど本書で再読すると展開が予想外で楽しめた。

2023/05/19

漫画なのですごくとっつきやすいです。
個人的にびっくりしたのが、最初の「人間椅子」
江戸川乱歩怖すぎます。。。
思わず家の食器棚など開けましたよ。笑

あとは芥川龍之介の藪の中
三者三様過ぎて、起きた事実は1つだけど真実は人の数ほどある。なのでしょうか。
原文を読んでみたいと思いました。

2020/12/30

定番の作家短編をマンガ化したものですが、朝霧カフカ選集というのと、国立国会図書館デジタルコレクション活用の本というのがポイントですね。
オチが読めない作品ばかりを選んでいるのも面白かったです。
「藪の中」（芥川龍之介著）がお気に入りでして、深読みしてどんどん怖くなる作品っていいですよねー。

2019/07/04

知ってる話もあったけど、知らない話は漫画でわかりやすく読めてよかった。
個人的には「藪の中」がおもしろかった。

2019/06/19

第Ⅰ話　「人間椅子」　江戸川乱歩
第２話　「犯人」　太宰治
第３話　「藪の中」　芥川龍之介
第４話　「妖影」　大倉燁子
第５話　「外科室」　泉鏡花
第６話　「畜生談」　太宰治

第７話　「白昼鬼語」　谷崎潤一郎

第８話　「瓶詰地獄」　夢野久作
第９話　「高瀬舟」　森鴎外
第10話　「おぎん」　芥川龍之介

2019/06/12

畜犬談読んでみたい！暗くて陰気な作品ばっかりと思ってたけどこんなのも書けたのねちょっと見直した(笑）

2019/04/25

レビュー800冊目は、文豪たちが書いたミステリを漫画で読む本。
特にミステリ作家ではない文豪の物が意外性がある。
一応ミステリ好きなので、江戸川乱歩の人間椅子、夢野久作の瓶詰地獄は読んでいたが、他は未読。
泉鏡花の外科室、森鴎外の高瀬舟は読んでみたい。
この本は漫画の後に原文が掲載されているのが良い。
泉鏡花の美しい文体は、とても良いと感じた。
また、芥川の薮の中という小説が、現在の用語でもある真相は薮の中というフレーズの元となっているのは初めて知った。
明治の文豪もミステリチックな小説を書いているのが面白い。長編は無さそうですが。