韓国「反日主義」の起源 の商品レビュー

松本厚治(著者)

2019/05/18

いやあ、身も蓋もない。

隣国についての本は山ほどあって、現状についての認識はほぼ同じなんだが、では、そうなったのか。

明らかに史実に向き合わず、幻覚見てんのかと思うような主張を声高に繰り返す。

中華という文明の端に存在した地域が、シナが一国家に落ちた故に足元を失った。
当時の強国であった日本により新しい伝統が出来上がりつつあったが、一夜にして灰燼と帰した。

建国すら自分たちで出来なかった。

日本であった自分たちの正統性は、「日本民族」は悪だったという一点でしか保てない。

詰まるところ、「反日」は宗教どころか国体そのものであって、その矛盾である、時代を生きた人たちが減って来たからこその最近のより純粋な「反日」となる。

著者の主張は、圧倒的な参考文献等によっている。史実と隣国の主張は明らかに矛盾しているというのが出発点だ。

すごいな。