モノ・ジョーンズとからくり本屋 の商品レビュー
本屋に置き去りにされた少女・モノが、本屋を騙しとられたネティやマイケルとともに、本屋を取り戻そうと画策するお話。 からくり本屋、実際にあったら見てみたいくらいユニークで素敵。
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本屋に捨てられた少女、落とし物のモノのお話。 ファンタジーの中にも陰謀とか冒険とか、ジョニーディップが映画化しそうな雰囲気でした。 この物語はとにかく本の王国が素晴らしい。100以上のカテゴリでその本にあった部屋があったらまさに夢の国ですね。 無人島の冒険の本の部屋には砂浜とハンモックがあったり宇宙の本の部屋は深い藍色の部屋で点々と光がまたたいていたり。 白鹿亭という名前のお店や、さようならの語源が「左様、ならば」って解説しているところが、思い切った翻訳だと思った。
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おはなしをよむまえに。 本は読む以外の楽しみかたがあるって知ってる? 本を眺めたり、 手に持ったときの重みや、 においや、 ページをめくるときの音を楽しむことだってできる。 さて、それがどんなに大切なことか、この本を読んだらわかるんだよ。
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5歳の女の子が、本屋に置き去りにされた。10歳のマイケルはその女の子を棚に置いた。その女の子はマイケルとその母ネイティの家族、ジョーンズ家の子になって、本屋で暮らすようになった。自分の名前を言わなかったので、女の子の名前は、落とし物ちゃんが短くてなってモノ.ジョーンズとなった。 3人は古ぼけた本屋で楽しく暮らしている。経済的に苦しい以外は何の問題もなく。 モノがやって来てから、6年後のモノが11歳の時、ロンドンにあるどでかい本屋の持ち主のモンゴメリーが、抽選でひとりの人にその本屋をくれると新聞広告が。そして、なんとジョーンズ家が抽選で当たって本屋を貰えることに。 モンゴメリーに本屋を案内してもらうと、その本屋は回転書架が12あるからくり本屋だった。 からくり本屋の持ち主となった3人は、翌日、大混雑のお店で働き出したが、エリオット.ピンクと言う男がやってきて、シェクスピアの手書きの本をモンゴメリーに売ったのだけど、代金を貰ってないから、代わりにジョーンズ家が持っている全てを没収すると言う。3人は天国から地獄の境遇の危機に。 この危機を救ったのが、モノ。どうやって救ったかは読んでのお楽しみ。ヒントは、モノがマイケルとネティに言えなかったことと関係している。だからこそ、モノの観察力は鋭いのだから。 マイケルとネティのおおらかさにほっこりする。 人間は取り巻く人たちが親切だと、出生に関わらず、その人は勇気のある人になってステキな人生が送れんだな。ピンチも乗り越えていえるんだなぁ。 3年生くらいから。
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11歳息子と読了。 意外性のあるストーリー展開、そしてほっこりとするラストシーンで楽しく読めた。 特に本の王国については、本当にこんな本屋さんがあったら楽しいだろうなぁ〜、と夢に満ちた描写だった。本屋というよりもはやテーマパーク。実際にはあり得ないんだけど、そんなことを妄想できるだけで幸せな時間だった。猫のギュンターもいい味出してる。 息子はあまりファンタジーが好きなタイプではないけど、これをきっかけに興味を持ってくれるとよいなぁ。
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「本の王国」が、まるで遊園地と書店を足したみたいで夢いっぱい。でもそれだけじゃなくて、ハラハラドキドキの冒険もあるし、ネコのギュンターも活躍するし、楽しさがぎっしりつまったお話なのです。 くじで書店があたるって、ずいぶん奇想天外に思えるかもしれないけど、じつはリアルにあるみたい...
「本の王国」が、まるで遊園地と書店を足したみたいで夢いっぱい。でもそれだけじゃなくて、ハラハラドキドキの冒険もあるし、ネコのギュンターも活躍するし、楽しさがぎっしりつまったお話なのです。 くじで書店があたるって、ずいぶん奇想天外に思えるかもしれないけど、じつはリアルにあるみたいで、去年の秋、こんなツイートを見た。 https://twitter.com/bumblebun/status/1039687892602220545 わあ、Property Jonesだ!と思いましたよ。(そのときはまだ邦訳出ていなかったので)
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