文化と営利 の商品レビュー
日本企業の衰退現象を論じるにあたっては、国際比較の視点が不可欠である。 この本は、6か国の経営文化を論じた快著である。 例えば中国の部分を読むと、日中の儒教の違いが簡潔、明快に説明されている。 米国の部分を読むと、80年代以降のビックビジネスの衰退、新興企業の隆盛を19世紀への逆...
日本企業の衰退現象を論じるにあたっては、国際比較の視点が不可欠である。 この本は、6か国の経営文化を論じた快著である。 例えば中国の部分を読むと、日中の儒教の違いが簡潔、明快に説明されている。 米国の部分を読むと、80年代以降のビックビジネスの衰退、新興企業の隆盛を19世紀への逆戻り現象として捉えている。 冒頭の総論では、ホフステッドの分析が批判的に紹介されているのに感心した。 たぶん、私が今年読む本のなかで、これが最高の1冊になるだろう。
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・文化が洗練され、高度になって文明が誕生する。 ・集団主義、個人主義、家族主義 ・差別化(Discrimination)ではなく、差異化(Differentiation)
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